![]() contents トップページ ヨーロッパ速度無制限 貿易風に吹かれて アジアの優雅な日々 トラベルはトラブル 世界はうまい ホテルいろいろ やっぱりNY 思い出に残る街 今日も大空へ 旅のアラカルト 旅のおみやげ |
Schloss Neuburg (Obringheim, Germany) | |
シカゴからフランクフルトに到着したのは朝早い時間だった。ハイデルベルクは通過し,ネッカー川沿いに走って,モスバッハの近くにあるシュロス・ノイブルクにチェックインした。ドイツのシュロスホテルは古い時代の城をホテルにしたものが多いが,その名の通りこのホテルは比較的年代が新しい城のようだった。 ドイツのホテルはとにかく気持ちがいい。どこでもバスルームなどはぴかぴかで清潔だし,少し重く感じる羽毛の布団も深い眠りを保障してくれる。中でもシュロスホテルは年月を経た部屋のたたずまいが気分を落ち着かせてくれる。 さらに,シュロスホテルの楽しみは,貴族の気分を味わうことができることかもしれない。つまり,ホテルのスタッフたちを執事やメイドに見立てれば,たとえそれが擬似的なものだとしても,私たち庶民がつかの間の貴族の気分を味わえるところにあるのかもしれない。 このホテルは部屋だけでなく夕食もよかった。アスパラガスのクリームスープの後,ヴァイスシュパーゲル(ホワイトアスパラガス),ウインナーシュニッツェルをいただいた。どれもすばらしい味だった。ワインはトロッケンベーレンアウスレーゼのリースリング。ドライな味がすばらしかった。それまでドイツの食事がおいしいという記憶はあまりなかったので,このホテルの食事は例外なのかもしれないとも思ったりした。私が体験した中では,このホテルのレストランはドイツではもっともおいしいレストランのひとつにあげることができる。ホワイトアスパラガスのおいしさを知ったのもこのホテルだった。 初日からいいホテルとおいしい食事に巡り合うことができ,この旅はその後も数々の思い出が残る旅となった。 |
![]() 宿泊客は少なく,のんびりくつろいだ。 |