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Grand Hotel (San Marino)
アッシジを見たあと,アドリア海に沿ってリミニに向かい,ホテルを探して走っていた。夕方になって渋滞がひどくなり,適当なホテルがなかなか見つからなかった。サンマリノに行けばなんとかなるだろうと予定を変更した。

サンマリノはイタリアのエミリア・ロマーニャ州の中にある小さな共和国で,人口は3万人に満たないが世界最古の共和国だ。以前,ローマで買ったボールドのカバンは,この国の製品だったので,この国には少し興味があった。

近づいていくと大きな塊の断崖がそびえていて,そこがサンマリノだった。断崖の中に入り込んで坂を上り,かなり上まで上ったところにこのホテルがあったのでチェックインした。

部屋は現代的なアコモデーションでインテリアもすばらしかったが,ヴェランダに出て外の風景を眺めたときにあっと驚きの声を上げずにはいられらなかった。暗くなるまでにはまだ少し時間があり,はるか彼方まで丘陵が一望の下に広がっていた。見渡す景色はすべてイタリア。それを別の国から見渡しているのだと考えると,一瞬不思議な感覚に襲われた。そろそろ夕食の時間だったが,かなりの時間この風景に見とれていた。

私のホテル・ランキングの中で,眺望がすばらしいホテル部門では文句なく第一位だ。
どこまでもイタリア。しかし,ここはサンマリノ。

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