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Palacio de San Esteban (Salamanca, Spain)
たいていヨーロッパの旧市街の中は道幅が狭く、おまけに道路が入り組んでいる。しかも一方通行なども多い。したがって、車での旅行の場合、経験から、なるべく旧市街には入り込まずに、その入り口付近または新市街のホテルを選ぶことが多くなってきた。旧市街へ歩いて行くには少し遠いホテルだったとしても、その場合はタクシーで行けばいい。

サラマンカでは泊まりたいと思ったホテルが数軒あったが、Googleマップで見るとどれもが車でたどり着くのが大変な感じがして、このホテルにしたのだった。

このホテルはサラマンカの旧市街に入ってすぐのところにあり、アクセスはとても簡単だった。17世紀に建てられた修道院をホテルにしたもので、建物は重厚なたたずまいだ。このような古い歴史的な建物に入ると、浮かれた気分などはすっかり消え去って、落ち着いた気分になる。

玄関を入ると、レセプションがあり、さらにそこから一段下がったところにロビーがあった。書棚には古い本が並んでいて、ロビーというよりも図書館といった感じがした。館内は廊下も部屋も重々しい雰囲気だが、とても清潔で居心地がよかった。

このホテルには2泊した。サラマンカの旧市街全体がユネスコの世界遺産に登録されていて見どころが多く、昼も夜も街を歩き回って飽きることがなかった。

ディナーは2晩とも旧市街のレストランで食べたので、ホテルでは朝食を食べただけだった。ダイニングルームは礼拝堂だった部屋で重々しく、きちんと白いテーブルクロスをかけたテーブルが並んでいて格調高い雰囲気だった。朝食からイベリコ豚の生ハムもいただいて、その美味しさとともに5つ星のホテルのよさを味わったのであった。

雰囲気のある門構え。

ロビー

ダイニングルーム。

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