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Il Bottaccio di Montignoso(Montignoso, Italy) | ||
RELAIS & CHATEAUX のメンバーのこのホテルへは,予約なしで到着した。しかし,これはいつものことだ。ルレー・エ・シャトーの本の地図は大まかで,たどり着くまでに何度も道をたずねた。 ホテルはリグリア海から少し山のほうに入ったところにあり,深い木立に囲まれて森閑としていた。泊まれるかどうかたずねると,出てきた女性は「ロイヤルスイートの部屋が空いているので,それを特別に提供するからどうか」という答えだった。「ロイヤルスイート」とはどんな部屋なのか興味もあり,泊まることにした。 サロンでスプマンテとブルスケッタをいただいた後,本館とは別棟の部屋に案内されて驚いた。天井の高さと部屋の広さに驚いただけでなく,インテリアも調度品も昔の貴族の館を思わせるような重厚さで,イタリアらしいモダンな照明が古い部屋にマッチしていた。メイドがウェルカムフルーツと大きな壺にあふれるほどのカサブランカを入れて持ってきた。大きなベッドは2カ所にあり, |
![]() 壁の絵もみごとだ |
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本棚にはイタリアの書籍が並んでいた。どうこの部屋を使ったらいいのか,結局持て余してしまったほどだった。 ディナーは中央にプールがある部屋のプールサイドにテーブルがセットされており,リグーリア州の白ワインも料理もおいしかった。この日の泊まり客は私たちのほかに2組だけの様子で,晩秋のヨーロッパは混雑することもなく,ゆったりした旅となった。 |
![]() メモ帳の部屋の見取り図 |