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The Metropolitan Bangkok
バンコクにはいいホテルが数多い。デザインホテル・グループのメンバーのこのホテルはおしゃれなホテルという評判が高く、一度は滞在してみたいホテルだった。とくにMにとっては心惹かれるホテルのようだった。

この時は3泊の短い滞在だったが、確かにオリエンタルやペニンシュラ、ヒルトンなどに比べると部屋もレストランもはるかにスタイリッシュなデザインだった。スタンダードな部屋だが、ジュニアスイートの広さがあり、象牙色で統一されたバスルームの配色は美しかった。

ここでもいつものバンコク滞在と同じように、毎日プールサイドでのんびりと読書とiPodで明け暮れた。小さな子ども連れの家族は見当たらず、プールはゆったりした静かさで、いい雰囲気だった。
夕食は隣のバンヤンツリーホテルに出かけたり、オリエンタルホテルのル・ノルマンディーに出かけたりしたので、このホテルでは1回しか食べなかったが、メディテラニアン・レストラン「Cy'an」のディナーは洗練された味でおいしかった。とくに私にはラムのラグーのパッパルデッレがおいしかった。

ただ、不満に思えることもなかったわけではない。このホテルはビルの谷間にあるため、太陽が南にあるこの季節には、太陽はビルの陰から昇り、隣のビルの陰に沈む。そのためプールに日が当たる時間が短いのだ。また、ホテルのスタッフたちはどちらかといえば「微笑みの国」にしては微笑みが少ない。しかも、両手を合わせて合掌するタイの「ワイ」の姿がまったく見られず、物足りなさを感じた。タイのホテルというよりも、ニューヨークのホテルのような雰囲気だった。

エントランスのイルミネーションもおしゃれだ。

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