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La Meridiana(Garlenda, Italy)
このホテルはリビエラから10qほど北に入ったところにある。ルレー・エ・シャトーのメンバーの5つ星のホテルで,この旅の目的地のひとつだった。

「予約していないけど,部屋はありますか」とたずねると,支配人はとても流ちょうなイギリスの英語で「ノープロブレム」と笑顔で大きく手を広げて歓迎してくれた。「部屋を見てから決めてください」と言うので,彼について行った。「クラシカルとエレガンス」の2つのタイプがあるという説明だったが,最初に見せてもらった「クラシカル」の部屋を一目見て気に入ったので,迷わずその部屋に決めた。

がっしりした造りの部屋は重厚なアコモデーションで,清潔さと落ち着きと心地よさとが見事に調和し,上質な雰囲気を醸し出していた。これまで泊まったホテルの中でもいい部屋に入ると思う。

ロビーは広々としていて,暖炉が燃えていた。ゆったりしたソファー,大きな窓,古いが立派な調度品など,ゆっくりくつろぐのに十分な雰囲気と環境だった。また,ロビーではワイヤレスLANが無料で利用できた。この旅で泊まったホテルはここに着くまでLANの設備があるところはなく,イタリアでのダイアルアップ接続はどういうわけかつながらなかった。日本との連絡が途絶えていたので助かった。

ディナーはていねいなメートルドテルの応対で気持ちがよかった。カペサンテのブルスケッタもヴィールメダイヨンもよかったが,なかでも彼が勧めてくれたロブスターのタリアティーニは,やや堅めの茹で加減ですばらしい味だった。いいホテルはこうでなければならないと一人で納得しながら,ゆったりした食事とワインを楽しんだ。

ロビーは広々としていて気持ちがいい。


落ち着きのあるいい部屋だった。

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