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Siam Kempinski Hotel Bangkok (Bangkok, Thailand)
たいていのことには驚かなくなったが、この年(2010年)にオープンしたばかりのこのホテルに1歩足を踏み入れたときはその豪華さに驚いた。ロビーはまるで宮殿のように光り輝いていた。部屋に案内されてまた驚いた。バスルームと部屋はガラスで仕切られていて、ブラインドを下ろして遮断することはできるのだが、部屋からは丸見えだ。部屋のインテリアは憎いほどシックにまとめられている。

ケンピンスキーホテルは日本ではまだなじみが薄いが、ベルリンが本拠地のヨーロッパの一流ホテルで、Mがネットで素早くこのホテルの新規オープンの情報を見つけたのだった。まだオープンしたばかりというためか、年末の混雑する時期にもかかわらず比較的空いている感じだった。毎朝のプールサイドの席取り競争はほかの一流ホテルのような激しさはなく、ゆったりしていた。とても広い中庭の芝生の中に、さまざまなスタイルのプールが点在していて、デッキチェアはあちこちにゆったりとセットされていたためかもしれない。

朝食はバッフェスタイル。毎日、アウトドアのテーブル席でいただいたが、開放的な空間での食事は、特に年末年始というこの時期の日本の気候を考えると、とても贅沢な感じがして気分がよかった。おまけにシャンパンが飲み放題で、Mは毎日朝から出来上がっていた。そういえば、部屋のミニバーの缶ビールやソフトドリンク類も無料だった。

さらにこのホテルが気に入った点は、部屋の中でもプールサイドでもWi-Fiでのインターネット接続が無料なことだ。この旅からiPadを持ち歩くようになったので、プールサイドではiPodだけでなく、iPadも十分楽しめた。バンコクの一流ホテルの中にはまだインターネット接続が有線LANだったり、しかも有料だったりするところが多いが、このホテルのように無料というのは当然の時代感覚というものだろう。

バンコクではなんと言ってもチャオプラヤ川沿いのホテルに勝るところはないと思い続けてきたが、考えを改める必要がありそうだ。

光り輝くロビー


バッフェスタイルの朝食
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