contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ
Hotel Saint-Barth Isle de France (Saint-Barth)
ある年、カリブ海のセントバーツに1週間ほど滞在したことがあった。ホテルは Hotel Saint-Barth Isle de France 。それまで、カリブ海ではアングイラの Cap Juluca などに滞在していたが、セントバーツはこのときが初めてだった。

この島はフランス領なので、イギリス領のアングイラとはだいぶ雰囲気が異なる。ホテルに到着するとまずMは「日本のペンションみたい!」と第一印象を発した。確かにリゾートのホテルというよりは、建物も部屋もプールもどこかこぢんまりしている。しかし、これがフランス風と言えなくもない。

毎朝、ヴェランダにセットしてくれる朝食はパンとコーヒー、ジュースだけのシンプルなフランス風のものだったが、このパンがおいしかった。昼はパスタを食べることが多かったが、それも申し分のないおいしさだった。グスタビアやサンジャンの街に出かけた日を除いて、ディナーもこのホテルのレストランで食べた。カリブ海のやや大味の料理とは違って、どれも上品で繊細な味だった。とても日本のペンションなどとは比べものにならないプロの味だった。さらにワインのストックが充実していて、さすがフランスと感心した。フランスのほとんどのワイン産地のものがそろっているうえ、その管理も行き届いていた。とてもカリブ海でのディナーとは思えなかった。

アメリカの雑誌『TRAVEL + LEISURE』で見ると、このホテルは「World's Best Awards 2007」の「Top 25 Hotels in The Caribbean, Bermuda, and the Bahamas」で堂々第5位にランクされている。とても日本のペンションなどと比較するレベルではない。

プールサイドはこぢんまりしているがおしゃれだ。


夜の明かりもどこかフランス風。

前ページへ>