![]() contents トップページ ヨーロッパ速度無制限 貿易風に吹かれて アジアの優雅な日々 トラベルはトラブル 世界はうまい ホテルいろいろ やっぱりNY 思い出に残る街 今日も大空へ 旅のアラカルト 旅のおみやげ |
Hotel Hermitage (Cervinia, Italy) | |
フランスからモンブラントンネルを抜けイタリアに入り,Aostaから北上して,Brevil
Cerviniaに着いた。チェルビニアはチェルビーノ(マッターホルンのイタリア名)のふもとの村だ。スイスとイタリアの国境にそびえるこの山は,スイス側からの風景は有名だが,イタリア側からの山容はあまり知られていない。5月なのに小雪が舞っていた。 ホテルは予約していなかったが,スキー場のそばには通年営業のホテルが開いていた。私たちはその中の「エルミタージュ」に宿泊した。山のホテルなので,それほど期待しはしなかったが,ルレー・エ・シャトーのメンバーだけあって,木材がふんだんに使われている部屋は広々としていて豪華な山小屋という雰囲気だった。ロビーの暖炉には赤々と火が燃えていた。 ディナーはアーティチョークとマーシュのサラダ,アスパラガスのポタージュ,ブレスのチキンをいただいた。どれもすばらしい味だった。アオスタの白ワインもティラミスもさすがイタリアと思えるおいしさだった。食後にバーで飲んで,バーテンダーと話した。スキーのリフトで登って行くとスイスに滑って行けるのだそうだ。そして彼は盛んに「スイスは高い,イタリアはリーズナブル」を繰り返すのだった。 あいにく曇り空で,この日はチェルビーノは見えなかったが,翌朝目を覚ますと窓のカーテンから太陽が射し込んでいた。飛び起きてカーテンを開けると目の前にチェルビーノがくっきりと姿を現していた。歓声を上げずにはいられなかった。 |
![]() ホテル・エルミタージュ |
|
![]() イタリア側から見るマッターホルン(チェルビーノ) |