contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ
Hotel Eurostars Fuerte de la Concepcion (Aldea del Obispo、スペイン)
このホテルはスペインの西部、グーグルマップで見るとポルトガルとの国境まではわずか300mぐらいの距離にある。歩いてポルトガルに入国できる近さだ。18世紀に要塞として建造され、その後朽ち果てたようになっていたものを近年ホテルに改装したということらしい。Webでは日本語のガイドなどはない。スペイン語や英語のホームページはあるのだが、ホテルの歴史や詳細まではよくわからない。MがWebで見つけて、予約して宿泊した。

荒野の中のかつての要塞は、外観は荒れ果てた姿のままで昔の面影を残している。芝生の中庭をとり囲むように建物が広がり、ゲストルームが並んでいた。一歩建物の中に入るとモダンな内装で目を見張った。エントランスには要塞だったことを記憶するかのように古い銃器などが飾ってあった。この地方の歴史は知らないが、この周辺でポルトガルとの間に幾度となく戦闘があったのだろうと想像した。

部屋は奥に細長く、広い。部屋の途中の壁には、かつての要塞だったころの岩塊なども突き出ていた。リビングの部分の奥にバスルームやベッドルーム。とても新しく清潔で気持ちがいい。

ディナーは申し分のない美味しさだった。イベリコハム、セシーナ(牛の生ハム)の盛り合わせ、トマト・アスパラガス・スモークサーモンのサラダ、ヒラメのグリル、イベリコ豚のコンフィと白ワインをグラスで、赤ワインをボトルでいただいが、料理もワインも最上級の満足度であった。ウェイターは静かで丁寧な男性が一人、客は私たちのほかには一人の男と老夫婦だけ。この日の泊り客はこれですべてのようだった。

翌日、車をスタートさせるとすぐ小さな集落に入った。そこはもうポルトガルの小さな村だった。国境の表示などはどこにも見当たらなかった。

 ホテルの入り口。要塞の面影を残している。
 芝生の中庭とホテルの全景。
  入口に飾られている古い銃器。   部屋はモダンで清潔。細長く奥行きがある。。

前ページへ>