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空港から出発(2) | |
ポルトガルを車で走るのはこの旅が3回めだったが、リスボンのウンベルト・デルガード空港から出発するのは初めてだった。レンタカーのオフィスはどこの空港でも分かりやすいところにあるので探し出すのは何の問題はない。手続きを済ませた後、それが初めて運転する車種であっても、まずエンジンの始動の仕方・ハンドブレーキの使い方ぐらいを確認すれば、あとはそれほど問題はない。ところが、スタートして空港から外へ一歩出ると問題が起こることが多い。 この旅はポルトガルの中南部アレンテージョ地方を中心に車で回るのが目的だった。この日は空港からテージョ川を渡って、アルカセル・ド・サルを通り、グランドーラを目指すことにしていた。ところが、空港を出ると、これらの地名は案内表示には見当たらず、いろいろ知らない地名が次々に現れる。期待したテージョ川やそこに架かるヴァスコ・ダ・ガマ橋などの表示は出てこない。しばらく走って、太陽の位置を見ると間違った方向へと走っていることに気づいたのであった。そこでいったん高速を出て戻り、地図をにらみながら正しいと思われる方向へと出直したのであった。あちこちの空港で経験していることだが、とにかく初めての空港から出発するのは、知らない地名ばかりだからとても難しい。 この後、最初のチェックポイントであるヴァスコ・ダ・ガマ橋は比較的簡単に現れた。テージョ川に架かるこの橋は全長は17.2kmあり、ヨーロッパで最も長い橋と言われる。橋は途中で大きく右にカーブしながらはるか向こうの対岸まで伸びていて、思わず「おお!」と声を上げたのであった。しかし、かなりの距離に思われたが、120〜130kmぐらいで走ると、それほど長い距離には感じられなかった。 ここまで来れば、後は大丈夫だ。 |
![]() この日、用意されていたのはFIAT 500XDだった。 ![]() なるほど長い橋だ。 |