contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ
空港から出発
ヨーロッパの旅は、空港からレンタカーで出発することが多い。この時は、マドリッドのバラハス空港から出発した。ミラノやパリ、フランクフルトからだと何度も出発しているので迷うことはないのだが、この時のように初めての空港からだと大変だ。

まず、土地勘がない。空港を出るといろいろ案内標識が出るが、そこに目指す都市の名前があるとは限らない。仕方なく大体の見当をつけて、「えい、やっ」という感じで進路を選ぶ。しばらく行くと高速道路に入っていて、どこへ向かっているのかがやっと分かる。そして、このようにして空港から出発する時は、目的地とは違った方向へ走っていることが多いのだ。初めての時はフランクフルトでもパリでも行きたい方向とは違う方向へと走っていて、次の出口で出て反対方向へと入り直したものだった。
この時は、まずシグエンサを目指すことにしていた。しかし、空港周辺の入り組んだ道路を周囲の速い流れに乗って走り出すとどうもおかしいと思い始めた。やがてシグエンサではなくブルゴスへと向かっていることがわかった。そこでいったん高速を出て逆方向に入りなおして目的地へと向かった。ナビゲーターのMを責めるわけにはいかない、初めての土地なのだから。

このように空港から出て行くのは難しいが、逆に空港に向かう場合はあまり問題になることはない。自然に、まるで吸い寄せられるようにして、空港へ、そしてレンタカーの会社の駐車場へとたどり着くのだ。

いけない、シグエンサではなくブルゴスに向かっている。

前ページへ>