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車は高速移動の手段
ドイツで聞いたことだが,ドイツでは車は高速移動の手段と考えられているようだ。日本の自動車メーカーのコンセプトとは少し違うような気がする。考えてみれば,BMWやメルセデスなどのドイツ車は高速で走ることを最重点に設計されているような気もする。ドイツのアウトバーンは速度制限がないというのはよく知られているが,速度というものにこだわるのがドイツ人気質なのかもしれないとも思う。

ヨーロッパではたいていの国は高速道路では最高速度が130kmだから,日本の感覚と同じように一般の人はだいたい140kmで走る。少し速いなと感じる車は160kmぐらいで走っている。若い女の子ががたばこをくわえてコンパクトな車で走っていたりする速度だ。「おっ,速い」と感じる車は180kmかそれ以上の速度で走っている。したがって私もヨーロッパでは「おっ,速い」というレベルで自分でも感じながら走る。速く走る快感はどう表現したらいいのか,言葉が見つからない。

雨や霧の日は110kmが最高速度に規制される。しかし,それでも「おっ,速い」という車もいる。フランスのリヨン付近で土砂降りの雨の日,前の車が跳ね上げる飛沫を浴びながら,視界不良の中を周囲の車の流れに乗って,120〜130kmで走っていたときは,さすがに怖かった。


Frankfurtの上空から見たアウトバーン

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