旅の記憶 記憶の旅

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スマホがカーナビになった!
ポルトガルの旅の2日目。ホテルをチェックアウトして、出発しようとしたら、Mのスマホから女性の声が流れた。

「出発地です」と言ったように聞こえた。今の声はなんだろう? その後、車をスタートさせると、次々に案内の声が流れる。半信半疑のまま、地図も見ながら車を進めた。

やがてスマホのグーグルマップがオフラインの状態ではカーナビとして機能していることを察知した。Mが前日にホテルのWi-Fiでネットに接続してグーグルマップを起動し、翌日の目的地を入力して地図をダウンロードしておいたのだった。ホテルを出てインターネット接続ができなくなると、グーグルマップはGPSと連動してカーナビになるのだった。このような機能があることを知らなかったので、ただただ驚いた。

「300m先、ロータリーです。2番めの出口です」。ヨーロッパの道路は市街地でも信号はめったになく、ラウンドアバウトになっているところが多い。ラウンドアバウトでは必ずしも行きたい地名や方向がが標示されているとは限らず、これまではどの出口を出たらいいのか迷うこともしばしばだった。しかし、このグーグルマップのおかげで、スムーズに車を走らせることができたのだった。

この旅行に出かける前に、Mは日本でグーグルマップを開いて、必要だと思われる地図を印刷してあったが、ほとんど必要がなかった。「目的地です」という声が聞こえたら、間違いなくその日に泊まる予定のホテルの門前だった。

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