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2つ星のレストラン・Schillinger
スイスからフランスに入り,この日はコルマール(Cormar)に泊まることにしていた。目的はこの街にあるミシュラン2つ星レストラン「シリンガー」でのディナー。

ホテルで予約を入れてもらい,出かけた。レストランの玄関はハーフミラーのような感じで中は見えず,自分たちの姿が映った。そこで手で髪を整えて中にはいると,僕らがこの夜の最初の客だったようで,扉の向こう側にレストランの支配人をはじめウェイターたちが一列に並んで僕らを迎えてくれた。しっかり僕の外での行動は見られたようで,恥ずかしかった。「ボンソワール,ムッシュ ムラヤマ エ マダム ムラヤマ」。ホテルからの予約の電話で僕らの名前も国籍もすでに承知しているということらしかった。

キール・ロワイヤルとアミューズのトリュフにはじまり,フォアグラのパテ,フィレステーキとポテトギャレット,ワインはソムリエおすすめのアルザス・リースリング,そしてボジョレーの赤,デザートはムース,フルーツ,チーズ,エスプレッソをいただいた。隣の席にはベルギーからやって来たご夫婦が座り,いつの間にかそのご夫婦と歓談しながらの食事となった。


コルマールの市街


ミシュランのレストラン評価基準は企業秘密なので詳細は分からないが,このシリンガーのディナーのおいいしさはたとえようもないぐらいで,なぜ3つ星ではなく2つ星なのか,その評価の違いは分からなかった。ミシュランの評価は単に味だけではなく,サービスも含まれているとは言っても,フランス人の味に対する厳しさには脱帽せざるを得ない。

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