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アロス・ド・マリスコス
ポルトガル。この日は,アヴェイロから寄り道をしながらポルトに向かっていた。大西洋に面したフラドウロ(Furadouro)の街に着いたときにちょうどお昼になったのでこの街で食べることにした。夏のリゾート地のようで,海に面してホテルが建ち並んでいたが,この時は冬だったので人影はまばらだった。

閉まっている店が多かったが,街の人が開いているレストランを教えてくれたので,そこで昼食を食べることにした。家族連れの地元の人が数人いるだけで店内は空いていた。

ポルトガル語のメニューをにらんで,ソパ(Sopa)と アロス・ド・マリスコス(Arroz de Mariscos)に決めた。ソパはポルトガル語でスープ,アロス・ド・マリスコスはMの想像力によると「海の幸のごはん」ということになる。ウェイターに聞くと,「ビッグ・ボウル。2人で十分」ということらしいので,この料理は2人でシェアーすることにした。

出てきたこの料理は,大エビ,小エビ,カニ,アサリ,ボンゴーレなどが器からあふれるように盛りだくさんだった。リゾットのような感じで,辛みが小気味よく効いていた。食べ方をたずねると,ウェイターは身振り手振りで,「エビなどは手で食べたほうがいいよ」といった感じで紙ナプキンを20枚ほどドサッとテーブルに置い

あまりのおいしさに,ワインはハーフボトルの赤とフルボトルの白の2本を飲んでしまった。



ていった。「うまい,おいしい」と2人で連発しながら,この料理の味に打ち負かされたような感じだった。

世界でいちばんおいしかった料理として,味にうるさいMは,いまでも迷うことなく,いつもこのアロス・ド・マリスコスをあげる。

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