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海に面したレストラン(イタリア)
ピサからリグリア海にそって北上し、レリチという街に着いた。夕方6時を過ぎていたのでこの街に泊まろうということにし、海沿いのホテルにチェックインした。

ホテルが決まったら次はレストラン選びだ。ホテルと夕食のレストラン選びは僕らの場合1日の中でも最も重要な行動になる。だいたいホテルでいいレストランを紹介してもらったりして出かけるが、必ずしも紹介してもらったレストランに入るとは限らない。結構当たり外れがあるからだ。そこで、いちおうそのレストランあたりを歩きまわって、自分たちの眼で見て探す。店構えや雰囲気、テーブルなどのセンス、客のレベルなど様々な要素から判断しながら、ああでもない、こうでもないと言ってMと歩きまわる。こうして吟味しながら選んだ店は、長年の経験からあまり外れることがないようになってきた。

この日は海に面した「2 Coronedi Sergio Barelli」というレストランに決めた。店構えのセンスのよさから味のレベルもよさそうだと判断した。当たりだった。4月の終わりにしては肌寒い日だったが、半袖姿の若いウエイトレスたちはキビキビした態度で感じがいい。リグリア海にいるのだからと、リグリアのローカル白ワインCinque Terre V.Q.P.R.D 2009を選んだ。昼食を食べたのが少し遅い時間だったので、夕食は軽めに食べることにしたが、マッスルズはボウルに山盛りで出てきた。うまい。トマト味の小ダコは美味。その後で僕はクラムのパスタ、Mはからすみのパスタをいただいた。

本場とはいっても、疑問を持たざるをえないイタリアンに出合うこともあるが、このレストランのイタリアンは「さすが本場」と思わせる美味しさだった。夕日が沈み、目の前のヨットハーバーに係留されているおびただしいヨットは次第にシルエットとなっていった。時間の流れが心地よい食事であった。

 海に面してレストランが並ぶ。


 見た目にもセンスがよく、美味しそうだった

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