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クリュブ・ドゥ・ロリエンタル
ベトナム、ハノイ。このレストランは「Club de L'oriental」とフランス語の名称で、この国がかつてフランスの植民地だったことを今に伝えている。フランスの味や食文化の影響を受けたベトナム料理はとても美味しい。東南アジアの料理はどれも好きだが、料理の洗練度で比べれば、ベトナム料理はタイ料理より上だと思う。

このレストランはとても高級な構えで、初めて訪れた時は少し身構えた。店内はモダンで、NYやパリのレストランのような雰囲気だ。オープンキッチンを取り囲むようにテーブルがレイアウトされていて、ライティングがゴージャスで光り輝いているような印象を受けた。初めての時、ベトナムに来たのだからと、まずスプリングロールを注文した。出てきた「クリスピー・スプリングロール」はおしゃれな盛り付けで、その美味しさは予想以上だった。ザボンと海老のサラダ、チキン、ポークなどどれも東京以上と感じる味だった。

ホテルのコンシェルジュに予約してもらって2夜続けて出かけたこともあった。2日続けて行ったりすると、やはり店側の記憶に残るようで、2日目は帰り際にマネージャーが出てきて握手をして見送られたりした。満足度はとても高く、このレストランの美味しさは、僕らの評価では東南アジアのベスト3に入る。そもそもハノイに行くのが旅の目的だったはずなのに、このレストランが目的でハノイに来たのではないかと思ったりして、時々分からなくなるのであった。

モダンな店内


揚げ春巻き。びっくりするほど美味しい。

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