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マリゴ,ポートロワイヤル
カリブ海の中で好きな島はアングイラ島で,この島への往復はセント・マーティンからフェリーを利用することが多い。このフェリーが発着するセント・マーティンの街がマリゴだ。

アングイラへ行くときに,この街で泊まったことがあった。この時はセント・マーティンに着くのが遅い時間だったので,このマリゴで1泊して翌日にアングイラへ行くことにしていた。空港からマリゴに着いたときは20時を過ぎていた。

このマリゴには,フェリーの発着する場所とは別のところにポートロワイヤルという地区があり,港に面してレストランが建ち並んでいる。そこで夕食にしようと,近いところにあったホテル・マリーナ・ロワイヤルにチェックインした。受け付けてくれたお姉さんは,165ドルだが現金なら半額でいいという。これには裏があることはすぐわかった。しかし,私たちにとって不都合なことは何もなく,むしろありがたい申し出だった。

ポートロワイヤルに出かけると,港に面してカジュアルなレストランがどの店も窓を開け放って軒を並べていた。リゾートのゆったりした雰囲気とはまったく違い,活気のあるにぎやかな雰囲気だった。街の人々が仕事を終えて,食事をしたり軽く一杯という感じだった。

この中の1軒のレストランで少し遅い夕食となった。

翌日,ポートロワイヤルは昼もにぎわっていた。



フレンチレストランというよりもイタリアンとフレンチの融合したようなメニューだった。この夜はあまり食欲がなかったので,エスカルゴ,メロン,パスタにミュスカデの組み合わせで,夜の海を目の前にして夜風を楽しみながらの軽めの食事となったが,カリブ海の夜風が気持ちよかった。続いて隣のオープンエアーのバーでフローズンマルガリータをいただくと,全身がカリブ海にいる楽しさに包まれる思いがした。マリゴは,フランスの小粋な文化とカリブ海の風土が溶け合うと,こんな街になるのだろうと思わせるリラックスできる港町だ。

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