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オープンエアーのレストラン
カリブ海のレストランはどこでも窓がなく,オープンエアーだ。冷房などはなくても夕方は暑さを感じることは少ないし,なによりも開放感にあふれていて,食事の楽しさやおいしさがが増すような気がする。ハイキングやピクニックで食べる野外の食事のおいしさと共通する要素があるような気がする。

セント・バーツに滞在していたある日,毎日ホテルで食べるフランス料理に飽きたので,グスタビアの町へ出かけて食べることにした。車で出かけて町を散策した後,海岸の通りから急坂を登ったところにあるレストラン「Mandala」で食べることにした。レストランの名前の意味は分からなかった。曼荼羅と関係があるのだろうかなどと思ったが,フランス語は苦手なので,店ではたずねなかった。帰国してからフランス語の辞書で調べたが,分からない。
このレストランはスペイン料理の店で,フランス語のメニューをもらうとさっそくMが解読した。Mの解読と希望で,ワインはミュスカデにしてハルマキ,血のソーセージ,サーモンのカルパッチョ,ホタテのマリネなどをいただいた。最後にもらったココナツのカクテルはとてもアルコール度が強かった。ホテルのフランス料理とは味が変わって,満足した。

夕日が沈み,グスタビアの町には闇が訪れて町の灯が輝きはじめていた。いつか行ってみたいと思っているセイバ島が遠くに小さく見えた。

エアコンが効いた大都会のレストランも快適でいいが,暑い国のオープンエアーのレストランもまた捨てがたい。

フランス語のメニューはMにまかせるしかない。

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