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Cap Julucaのパーティ
知らないところへ行ってみようという旅から,今まで行ったところでよかったところへまた行こうと旅の質が変わったのはいつからだろう? そのきっかけはNYとこのCap Julucaにあるような気がする。

カリブ海のAnguillaにあるこのリゾートに初めて行ってから,すっかりその魅力にとりつかれた。カリブ海にはグレードが高くセンスのいいリゾートが数多いが,私にはもうこれ以上のところはないように思えた。ある時期,ほかのリゾートなどには目もくれず,毎年のように出かけた。

何度目かの滞在の時,レストランでカジュアルなパーティがあった。シンセサイザーを前に登場したエンターテイナーはレストラン内のゲストに一人ひとり質問
し,簡単な会話を交わして,そのゲストの国のポピュラーな歌を演奏した。テーブルは7つほどが埋まっていて,まだ空いているテーブルもあった。順番が私たちに回ってきたので,簡単な自己紹介と感想などを述べると,彼はそれにコメントした後「スキヤキ」を演奏した。

全部のテーブルのゲストの紹介が終わり,この日のゲストは私たちのほかに,マイアミ,パリ,シュツッツガルト,ベオグラード,シカゴなどからやって来た人たちであることが分かった。リラックスした夜の雰囲気がレストラン内に満ちていて,リゾートの楽しさを満喫した思いだった。

カリブ海は遠いが,そこへの想いは今も熱い。

「また来よう」といつもつぶやきながら島を離れる。

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