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TUKTUK (トゥクトゥク)
TUKTUK (トゥクトゥク)はバンコクではおなじみの乗り物で、街中のいたるところで見かける。何度か乗ったことはあるが、タクシーに比べて安いのがとりえで、乗り心地は見た目ほどよくはない。激しい車の流れの中を走っている姿を見ると、果たして安全性には問題がないのだろうかと疑問を抱いたりすることも少なくない。毎年のようにバンコクに出かけていて気が付くのは、経済成長が著しいせいか、街の中にはきれいな車が多くなったことだ。実際のところは分からないが、このトゥクトゥクを見かけることが少なくなったような気もする。

さて、昔のリスボンで見たことはなかったが、2016年のポルトガルへの旅では、リスボンのアルファマ地区でこのTUKTUKを見かけて驚いた。車体にTUKTUKと書いてあるものもあれば、後ろにThailandという表示がある車もある。タイから輸入したものであるのは間違いないようだ。
面白いのは、バンコクでは屋根に「TAXI」と表示していて、タクシーであることがわかる。おっさんが運転しているのがほとんどだ。一方、リスボンでは「TAXI」の表示はなく、若い女の子が乗客に観光ガイドをしながら運転しているのが多いことだ。確かに、アルファマ地区のような坂道が多く道路が入り組んでいるところではふさわしい乗り物だ。また、ボディのデザインのセンスもだいぶ違っている。バンコクのTUKTUKはいかにもアジア風で泥臭いが、リスボンのはおしゃれな感覚だ。

これまで、文明は西欧からアジアへと伝播するケースが多かったが、その逆のケースを目の当たりにして驚いたのだった。まだ見たことはないけど、そのうち、浅草や京都などにもこのTUKTUK現れるかもしれないな。

バンコク

リスボン

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