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チップの問題
部屋の掃除とベッドメーキングをしてくれるメイドのために,私は部屋を出るときに2ドルか2ユーロのチップをベッドの脇のテーブルに置いていく。そのテーブルにはたいていメモ用紙が置いてあるので,それに「Thank you!」とだけ書いて。

NYで新年を迎えたときには,「Thank you.」のほかに「Happy New Year!」と書き添えた。夕方部屋に戻ってみると,メモ用紙にはメイドが書いたと思われるメッセージが残されていた。それには「Same to you!」と記されていた。

かつて1泊だけの滞在の時にはチップを置かないこともあった。「どうせ1泊なのだから」と理由にならない理由をつけて,自分で納得していた。しかし,1泊であろうと連泊であろうと,メイドにとっては毎日掃除とベッドメーキングすることにかわりはない。しかも彼女たちはチップによる収入をあてに働いているといえなくもない。チップを置かないわけにはいかないと,ある時から考えを改めたのだった。

昔,チップを置かずに帰ったホテルのメイドさんたち,ごめんね。

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