contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ
RENFEに乗る。
ヨーロッパを旅行するときは、いつも空港からレンタカーで出発し、空港に戻ったら車を返却してそこから飛行機で帰国するというのが僕らの旅のスタイルとなって久しい。大都市の中心部へ車で行くのは大変なのと、ほとんどの大都市の中心部へはこれまでに行ったことがあるので、わざわざ行かなくてもいいというのが理由だった。

しかし、このときのスペインへの旅では、久しくマドリードの中心部へは行ってないので行ってみたいと思った。中心部を車で走るのは交通量が多いうえに一方通行などもあってなにかと大変だ。そこで地方都市で車を乗り捨て、そこから列車(RENFE=スペイン国鉄)で行こうということになったのであった。この場合、サラマンカで乗り捨てると、マドリードまでは約200kmの距離だからちょうどいい。列車の旅も楽しめる。

そこで、旅行に出発する前に日本国内でサラマンカ〜マドリード・チャマルティンのチケットをレイルヨーロッパのサイトで予約した。Webでの予約は簡単で、予約の手続きとクレジットカードでの支払いを完了したあと、Eチケットをダウンロードして印刷し、チケットを手にした。エアラインの予約〜Eチケットの発行の手順とほとんど同じで、迷うことはなかった。

サラマンカのレンタカーのオフィスは駅のすぐそばにあった。車を返却して列車の発車時刻まで駅で時間をつぶした。駅舎も待合室もそれほど広くはなく、鉄道の現在の存在価値を語っているようだった。隣のスーパーマーケットでMはサフランなどを買い込んできた。

サラマンカ始発のこの列車は「renfe」の文字を冠している。バルセロナ〜マドリードなどは最新型の高速列車だが、このサラマンカからの列車はやや古い昔ながらの列車だった。乗車率は50%に満たない感じで、空いていた。日本の新幹線に慣れていると、とてもスピードは遅い。昔の国鉄の特急列車のような感じだ。線路は単線、駅のところだけ複線になる。広い大地の中にぽつんと駅舎があるだけで、町のような集落はない。この路線はスペインではローカル線なのかももしれない。

マドリード・チャマルティン駅には1時間半ほどで到着した。何十年ぶりかの列車の旅であった。久しぶりの列車の旅で楽しかった。

 Eチケット。


 renfe。


 車内。空いていた。

前ページへ>