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シカゴ、オヘア空港。私には世界の空港の中で最も利用回数の多い空港ということになるだろう。シカゴは何度も出かけたというよりも、何度も経由した。ユナイテッド航空を利用することが多かったので、ニューヨークやカリブ海、メキシコなどへ行くときにこの空港を経由することが多いからだ。

この空港はハブ空港といわれるだけあって、とにかく巨大だ。初めてこの空港に着いてモノレールのような乗り物でターミナルを移動したときには、その大きさと広さに圧倒される思いだった。今では香港やバンコクなどの空港も明るくなって珍しくはなくなったが、ターミナル内は明るい光が降り注いでいて、いかにもアメリカの明るさを象徴しているような感じがして目を見張った。

乗り継ぎ便が出発するターミナル1へ到着した後、チェックインカウンターを過ぎ、地下通路から出てコンコースBまたはCのゲートへ向かうときには必ずと言っていいほどこの場所を通る。いつの頃からかは記憶がはっきりしないが、いつも記念写真を撮ることが習慣になった。その結果、ほとんど同じ場所で同じアングルの写真がだいぶたまって、定点観測の記録のような様相を帯びてきた。手荷物のカバン類などは初期の頃のものと最近のものでは違っている。もちろん、Mの姿も変わっている。この場所で撮った数々の記念写真を見ると、時間の経過を感じないわけにはいかない。。

乗り継いでさらに先へ。

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