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1A,1Bの座席
1A,1Bの座席でニューヨークへ行ったことがある。この席は飛行機の一番前の席なので,とにかくゆったりしている。エンジンはずっと後方にあるので,飛行中は全く静かだ。

ウエルカムドリンクはシャンパーニュ。夕食はフレンチのフルコース。ブルゴーニュの白とレモン・オニオン・サワークリーム・卵などを添えたキャビアにはじまり,生ハムとメロン,サラダ,ボルドーの赤とシャトーブリアン。一流レストランに劣らない味だった。メニューを見ると,この後は,チーズと果物,フルーツフラン,アイスクリームサンデー,チョコレート,リキュールと続くのだがキャンセルした。この便の出発が遅れるということで,成田のチェックインカウンターで食事券をもらった。搭乗前にその食事券で軽く食事をしたので,あまり食欲がなかった。

この後は,180°フラットになる座席ですぐ深い眠りに落ちた。ワインの量もちょうどよかったのかもしれない。目覚めたときには,すでに飛行機はJFKへの着陸態勢に入っていた。中間の食事も着陸前の食事ももらうことなくひたすら眠っていたことになる。客室乗務員のサービスも控えめで,無理に起こしたりすることはなく,おかげで熟睡できた。これまでのフライトの中で最も快適な眠りだった。

しかし,この座席にも欠点がないわけではない。前が壁なので,視界に広がりがないことだ。客の姿すら見えない。窓があって,展望車のように前方の風景が見えたらいいのだが。

このときのボーディングパス

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