ルネッサンスの残像


店を出ても相変わらずの曇り空である。

メディチ家の富と権力で育ったフィレンツェ。

ルネッサンス芸術華やかなりし頃の栄光と残像を引きずっている。

シニョリーア広場とかヴェッキオ宮(工事中)など地図を確認しながら歩く。

さすがフィレンツェ・・・今までTVや写真で見たことのある場所ばかりである。

テレビとかではわからない位置関係が理解できた。

ダ・ビンチやミケランジェロの像など並んでいる通りを抜けてベッキオ橋へ。

この橋の両側には16世紀の昔から貴金属店がならぶ有名な橋である。

橋をわたり対岸へ。

ピッティ宮は本日休館のようである。













その後、フィレンツェの全景が見ることができるミケランジェロ広場へ行こうとしたが、例によって道を間違え、見当違いの坂道を登るはめになってしまった。


坂道を一気に登る城壁を抜けると・・・行き止まりだった。

えっ!!・・・広場が無い

その先は細い一本道・・・ヤレヤレ

どうやら間違えたのは私だけではないらしい。

私より前に来た老夫婦も地図を見ながら困惑している。

しかたなく来た道を引き返した。

ミケランジェロ広場へ行くには川沿いに歩き、グラツィエ橋の先で道を登るということを知ったのは後のことである。

しかし途中の街並みが良かったので良しとしましょう。
半日歩いてフィレンツェの町の規模がわかったことだし。

さて晩ゴハン・・・をどうするか。

宿の周辺だけでもいくつも店がある。

宿から近いメルカート(中央市場)に行くと屋台がいっぱい出ていた。

面白いなぁ・・・

市場の先には広場があり、トラットリアが何件かあった。







その内の人の多い一軒の店に入った・・・結局フィレンツェにいた4日間毎晩通うことになった「Garibardi」である。

仕事を終えたウェイトレスのお姉さんを撮らせてもらった。
ノーストロボだったので、もっと表情が良いのはブレて失敗・・・ゴメンネせっかくモデルになってくれたのに。

食べながら明日はどうするか・・・を考えていた。

さて明日・・・晴れたらシエナに行ってみよう・・・か。


シエナを歩いてみれば


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