コッツウォルズって何処?


コッツウォルズ・・・Cotswolds・・・最近よく聞く地名である。

出発前、妻は「コッツウオルズに行きたい」と言った。

実は、私も名称は知っていたが、どこか知らなかった。
調べてみると、どうも特定の街の名前ではなく、ロンドンの北西部に位置する地域のことであることがわかった。
オックスフォードやストラットフォード・アポン・エイヴォンなどの良く知っている街も、コッツウォルズに含まれる。
このような地域は、交通機関が発達していないのが相場である。

となると時間の無い旅行者には、現地ツアーという手段が一番確実である。
これも出発前にOctopustravelで「コッツウォルズ1日観光・ハイティー付き」という現地ツアーを申し込んでおいた。ツアー価格も安かったし。
さて、当日。

ビクトリア・バスターミナルに集合。
ありがたいことにPYMS HOTELから徒歩2分。
「今日はコッツウォルズに行って来ます」とIkukoさんと話していたら。
「ogawaくん、お弁当作ってあげる」と言い出して。
なんと、Ikukoさんは梅干し入りのおにぎりを作ってくれ、私たちに持たせてくれた。

さてツアーだが、やはり人気なのだろう。
日本語だけでバス2台、それ以外に英語のバスもある。
モン・サン・ミッシェルの時の経験があるから、もう驚かない(^^;;
バスは一路コッツウォルズへ。

このツアーのガイドの若い英国人男性であるが、日本の滞在経験が長いのだろう、流暢な日本語とジョークで案内している。
これには感心した。
ツアー内容は、3つの町に行き、それぞれ1時間〜2時間自由時間で最後ハイ・ティーをしてロンドンへ、という内容である。

約2時間で、最初の町Burford到着。

コッツウォルズ地方の特色である「はちみつ色」の石で造られた家が並んでいる。

ガイドは、「関心のあるかたは教会に行きましょう」と、案内してくれた。

教会に行くのは好きだからなんの異存もないが、逆に言えば、他に見せる物がない、といことでもある。

教会の案内の後は、自由時間。

私には、こういうのはありがたい。

ヨーロッパの田舎は大好きだが、さすがに人が多すぎる(^^;;
先日のUkfieldの町のほうが、よほど雰囲気がある。

約1時間で集合。
次の町、Bourton-on-the-Waterへ。

ここは、コッツウォルズ観光の中心となるエリアである。

ここで2時間の自由時間。

Bourton-on-the-Waterは、町の中心部を浅い川が流れる、普段なら静かな町なんだろうな、と想像のできる町である。

ここの川縁でお昼、Ikukoさんに作ってもらった、梅干し入りおにぎりを美味しくいただいた。

こんなところでおにぎりを食べる観光客も珍しいであろう。

人が集まるところだけに、観光客向けのいろんな店が並んでいる。

一歩、裏路地に入ると、そこには静かなエリアである。






そして3つ目の目的地、Broadwayへ。

ガイドは、「以前は他の町も行けたが、今は団体はお断りと言う町がいくつかあり、ツアーバスでは行けなくなってしまった。」ということ教えてくれた。

大型バスが何台も来れば、駐車場から、団体の対応までしなくてはならない。

経済は潤うであろうが、環境が護られるかどうか、それぞれの町の判断であろう。

Broadwayでは、茅葺き屋根の家に案内してくれたが、合掌造などを知っている日本人にとっては、さほど感嘆すべきことではないと思った。

ここも1時間、ブラブラと。

Broadwayを離れ、倫敦へ。






途中、Blenheim Palace侯爵の城(?)でハイ・ティー。

ここは、第2時世界大戦中の英国宰相チャーチルの実家でもある。

庭も美しく、まわりの湖や森も美しく、ハイ・ティーを含めて1時間弱の滞在では、時間がなさすぎる。もっとゆっくりしたかった。
似たような街を三カ所回った。
やはりバス・ツアーでは、ここまでが限界かな。
コッツウォルズには、雰囲気の良い小さな村がたくさんあるというが、それらの場所は、やはりレンタカーなどを利用しないと無理である。
この手のツアーが、多くのツアー参加者が不満を言わず、なお一定の満足感を持たすためには、どうしても最大公約数的な構造になるのは仕方がないことである。

さて、倫敦も最後の晩である。

食事は遠出するのも面倒なので、PYMS HOTELの交差点斜め向かいにある、Ebury Restrantへ。
1985年の時から気になっていたのだが、高級そうなので今まで行ったことがなかったが、どうやらノータイでもOKなので行ってみることにした。
前菜、メイン、デザート等・・・当たり。











期待していなかった分だけ、嬉しい驚きであった。
娘などは、「あそこの鳩のグリルのマンゴーソースかけは、ほんとに美味しかった」と言っているぐらいである。
明日は、Harrodsでお買い物して、夜には離陸である。


なんといってもHarrods へ

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