ルーブルとオルセー


明日の午後ロンドンへ飛ぶので、実質パリ滞在は本日が最後。

まずルーブル美術館へ。

開館前だというのに長蛇の列。

これが日常であるということが凄い。

ガイドブックにもどうしたら混雑を避けて入場できるかが細かく書いてある。それほど世界中から観光客を集めている場所である。

ルーブルはあまりにも収蔵点数が多いため何を見るかと決めておかないと、広い館内をウロウロするだけになってしまう。

とりあえずミロのビーナス、ニケの翼、モナリザ、ドラクロワ、ルイ15世の王冠などなどオーソドックスに行くことにした。

今回のヨーロッパ行きは、「娘に本物を見せよう」という事で妻と意見が一致していた。いつも書くことだが、メディアには情報が溢れているので「行った気」「見た気」になってしまう。
でも本物を見るということは、その街の匂い、音、風景を感じながら直接見るものであるので、モニターや印刷物、写真とは全く別のモノである。

結局ルーブルには3時間あまり。

娘に「何が一番印象に残った?」と聞いたら、「モナリザとルイ15世の王冠!!」(←撮影禁止でした)。

小説で知っていたものの本物が自分の目の前にあるということが強く印象に残ったみたいである。

「ルーブル美術館の展示物をすべて見るには3日かかる」と言われているが、お急ぎの旅人は3時間で美術館を後にした。





そして「Au Bistro(=ザ・ビストロ)」という名前のビストロで旨い昼飯を食べた。

この店の雰囲気と味は私の好みです。
近隣のオフィスのOLもいっぱい・・・(^^)

オルセーに向かうのにはチュルイリー公園を横切っていく。

そこは遊園地になっていて。

まさに移動祝祭日という雰囲気である









午後からはオルセー美術館へ、こちらは近代美術が中心である。

ルノアール、ゴッホ、ミレー、ゴーギャンからアールヌーボーの家具まで。

私の好きな絵が多いのでゆっくり見て回っていたら、さすがに娘のほうが疲れて最後はソファーに座って私が戻るのを待っていた。






2つの美術館の膨大な作品、娘にとっていくつかは印象に残ったみたいである。

将来、また何かのきっかけで、あの時見たという記憶を思い出せばいいかと思う。


ミラボー橋の下をセーヌは流れる へ

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