巴里を歩く


さて翌日。


天気は曇り。

最初、ルーブル美術館へ行こうとしていたが火曜日ということで休館日。

と言うわけで、メトロにでまずノートルダム大聖堂へ。







9時前というのにすでに大勢の観光客が来ている。

中に入ると静寂が聖堂内を支配していた。

この雰囲気が好きで、ヨーロッパに行った時は好んで「教会」に行くようにしている。
静寂と、薄暗い中に浮かぶステンドグラス。

キリスト、マリア、天使と堕天使そしてガーゴイル。
ゴシック様式と天井に描かれたフレスコ画。
そして祈り。

妻と娘は、ガイドブックを見ながら順番に回っている。

えらいもんだ・・・私ひとりの時は、有名観光地へ行っても殆どガイドブックを見て回るということをしないで雰囲気だけ楽しんでいることが多いので、行ってみたものの肝心のモノを見ていないという事がよくある・・・・(^^;;
外で出てみると、ツアー客で溢れかえっている。
最近感じるのは、10年、15年前と比較して日本の団体パックツアーが減ったなと感じる。その代わり多いのは、おそらく大陸系中国人。

行動をみればすぐわかる、どんな場所でもポーズをつけて記念撮影をする・・・(^^;;
日本人のVサインになんてカワイイものである。
そして自分達の事しか考えていないから、他国の人間が順番で待っていても、割り込んで自分のポーズが決まるまで動かないし、周りのことはお構いないしである。
私も、妻と娘を記念撮影しようとしてファインダーを覗いていたら、ファインダーが暗くなった。
何事かと思えば、カメラを持った中国人が、私のカメラの前に立って、同行者にポーズをつけさせて撮影を始めた。
みんなが譲り合っているのに、その中に割り込んできた、隣のイタリア家族も「むっ」としている。
うっとおしいので・・・「じゃまだ」と日本語で言って・・・そのカメラマンを蹴とばした・・・周りを見ろ・・・(^^;;





さて、次は歩いて、旧パリ市庁舎へ・・・写真家ロベール・ドアノー「パリ市庁舎前のキス」(Robert DOISNEAU LE BAISER DE L'H・EL DE VILLE , 1950)のあの場所である。

この写真はなんど見ても「おしゃれ」で「かっこいい」(^^)

残念ながら、私が行った時は、そのような素敵なシーンを見ることができなかった。

そして、凱旋門へ。

前回は下から見上げただけだったが、今回は中に入って登ってみた。

螺旋階段をあがっていくと展示室やお土産屋があり、そして屋上。






快晴の空ではないが、エッフェル塔やシャンゼリゼ通りなど、パリ市街を一望できる。

そしてシャンゼリゼ通りのカフェでお昼。









再び地下鉄


その後モンマルトルへ。

天気が一定しない、曇り、晴れの繰り返しである。
ここも相変わらず観光客で溢れている・・まぁ、私もその一人だが、サクレ・エール寺院までモンマルトルの丘を上がりたどりついた。

そのままテアトル広場まで行った。


私はこの広場の雰囲気が好きである。


















多くの絵描き、アーティストの作品はメジャーではないが素敵な作品も多くある。
まぁ、最近は強制的に似顔絵を書いて法外な値段をふっかけるという、古典的な手口も横行しているようである・・・よくある話だ・・・といつつ翌日、そのような経験をするのだが・・・(^^;;

さすがに観光地を三つも回ると「もういいや」という気分である。

でホテルの戻り一休み。

夕食はChatierという大衆食堂という表現が似合うレストラン。


古い建物、年配の給仕の仕事が渋くて雰囲気は良いのだが、

料理は一皿の量が多いのと、種類によって味にばらつきがあったが安いということもあり、プラスマイナス・ゼロ評価。

最後はホテル近くのイングランドスタイルのパブで一杯。

さて明日はモン・サン・ミッシェル。



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