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自然と生き物たち 9/27
寒さが少し和らいだら、セミの声がまた戻ってきました。不思議なものです。生き物たちが、いかに自然のリズムに合わせて生きているかが、よくわかります。
わが家のカメなど、この1週間ほどは、食べる餌の量も活動量も、夏より格段に落ちました。しかし今日みたいにちょっと暖かくなるとまたいつものように活発に動くのです。娘が「カメは太陽電池で生きている」と言いましたが、これは見事なコピーだと思いましたね。
自然との関連で言うと、北海道十勝沖地震が大ニュースですね。阪神淡路大震災ほどの被害は出ていないようですが、それでもけがをしたり、家がつぶれてしまったりした人たちは、これから大変だろうと思います。関東大震災はいつ起きてもおかしくないと言いながら、東北や北海道など、周辺で頻発していますね。
ぼくは先週、家族でミュージカルを見に行きましたが、劇を見ながら、今突然地震が襲ってきたらどんなふうになるのだろう、と考えていました。
動物たちは地震の予知能力がある、とよく言われますが、わが家のハムスターたちがどこまでその力を持っているのか、今のところわかりません。日中は何事もないかのように、だらしない格好で眠りこけています。
自然界こそトリビアの泉 9/24
フジテレビの『トリビアの泉』が人気です。子どもたちの会話を聞くと、みーんな見てるみたい。「役に立つ情報の番組が飽和状態になって、役に立たない情報のおもしろさが受けている」といったコメントもありますが、ぼくはむしろこれはオタクの延長にすぎないと思っています。味付けを少し変えているだけで、進んでいる方向は同じなのですね。地球上から秘境が消えて、すべてが観光ルートになってしまったのと似ています。
トリビアというなら、昆虫・植物・動物などの自然界そのものが「へえー」の宝庫と言っていいでしょう。知っているからと言って、今すぐに生活に役立つとは思えないという点でも、この番組が定義する「トリビア」に一致します。
でも、自然界の「へえー」は、情報として聞いただけでは「へえー」にはならない。実際に見たりふれたりして初めて「へえー」になるのです。そこがおもしろい。
わが家には今ジャコウアゲハのさなぎが数頭います。月曜日から少しずつ羽化し始めました。さなぎの中では、全く新しい体に変わる(変態)ために、細胞の自殺(アポトーシスと呼ぶらしい)が起きて、細胞が退化したり溶けたりしているんだって。ある科学絵本には、坩堝の中で材料が一度すっかり混ぜ合わせられるようなものだ、と書いてありました。へえー。
セミの鳴き声がやんだ 9/19
今朝7時過ぎ、朝食をとっていて気がついたのですが、セミの声が聞こえてきません。確かおとといまでは鳴いていたはずですよ。昨日はどうだったんだろう? 代わりにコオロギの声だけが今はあたりを支配しています。
残暑が続くとはいえ、お彼岸の入り。セミも引き際を心得ていると言うことでしょうか。それにしても、まるで示し合わせたみたいに、一斉にやむなんて、ちょっと不思議です。
でも、日中はまだまだ暑くて、昼前に出かけたら汗をかきました。高田馬場のBIG BOXでは古本市が開かれていたので、掘り出し物はないかとしばらく見ていると、セセリチョウが文庫本の上に止まりました。こんなビル街にも蝶が飛んでいるんだと、ちょっと驚き。
帰りには家の近くで、おなじみのアオスジアゲハを見かけました。チョウはまだあちこちで飛んでいるみたい。そして夜にはコオロギたちの鳴き声。こんなふうに夏と秋が混在しています。種類が少しずつ交代しながら、虫の季節はまだまだ続きます。
わが家には現在、ジャコウアゲハの幼虫が4匹、さなぎが2匹います。さあ、いつ羽化するかと楽しみにしているのです。
阪神優勝の経済効果は? 9/17
阪神優勝に沸く大阪の様子をテレビで見ていると、ぼくはとてもああいう場所にはいられない、と思ってしまいます。あの尋常でない熱狂ぶりにはついていけない。アンチ巨人ですが、阪神に特別の思い入れはありません。ぼくはヤクルトファンなのです。
だから、今年、阪神の優勝でやったぞーという喜びはほとんどないのですが、一つだけ期待するのは、景気に少しでもいい影響を与えてほしい、ということ。今日、株価が1万1千円代になったけど、これって、阪神優勝とは関係ないの? ……経済のど素人がこういう話題を持ち出すのはやめた方が良さそうかな。
でも不況不況と言ってるけど、優勝記念セールをしているデパートでは、ふだんの1ヶ月分の売り上げが1日で出たらしいから、ほんとはみんなお金持ってるんですよね。ビールのかけ合いやって馬鹿騒ぎする余裕もあるみたいだし。
しかし去年のW杯も、主催者たちは黒字だったみたいだけど、一時的なもので、日本全体が好転した様子はありませんでした。この阪神優勝も似たようなもんかなあ。どっちにしてもぼくには縁がなかったりして。
よし、来年ヤクルトが優勝したら、家でヤクルトのぶっかけ合いをやろう!
残暑の中のトラブルだー 9/14
暑いですねえ。残暑が厳しいという長期予報が8月に出たとき、どうせまたはずれるだろうとタカをくくっていましたが、今度ばかりは意外に当たってました。
先週は個人的に踏んだり蹴ったりの日々でした。水曜日の朝には、まずカメのマックが水槽からいなくなっているのを発見。隣家のベランダに逃げ込んだ可能性があるので、すぐに知らせて探してもらいましたが見つからず。さらにその隣の家、隣の隣の家にも捜索をお願いしました。
悪いことは重なります。カメの行方を心配しながらコンピュータでワープロを打っていたら、画面が突然フリーズ! 再起動をしてもメインのハードディスクを呼びに行かない。壊滅的状況になってしまいました。こんなことが年に2回は必ず起こります。いつものことですが、基本の修復だけでまる1日以上かかり、今なおすべてのアプリケーションがもとどおりにはなっていません。その影響で、サイトの更新もしばらくお休みをしてました。ごめんなさい。
最悪なのは、またもEメールのデータがすべて消えてしまったことです。あーあ……。
でもひとつちょっと安心したこと。それはカメが翌朝またベランダにノソノソと無事帰ってきたことです。
大震災への備えは大丈夫? 9/3
新学期が始まった1日に、毎年恒例の大地震を想定した避難訓練がありました。子どもの通う小学校では、去年までは下校時に引き取りに行くだけだったのですが、今年は危機意識を高めようということで、子どもたちといっしょに避難のビデオを見たり、備蓄倉庫に保管されているものを見たりしました。けっこう勉強になりました。帰りには乾パンをもらい、息子はしきりに食べたがっていました。
今、大地震が起きたら果たして対応できるか?ちょっと自信ありませんねえ。阪神淡路大震災のあと、わが家でも食器棚が倒れないよう天井との間につっかえ棒で固定したり、非常用の食糧や水や用具をそろえたり、いくつかやったのですが、いつの間にか一つ欠け、二つ欠け、補充もせず。これではいざという時、ほとんど役に立ちません。
水だけは非常用というわけではなく、煮沸して備長炭を6時間以上つけておいたものをいつもペットボトル3本分用意していますが、避難訓練の説明の中で、一人3リットル必要ということを聞きました。4人家族の場合6本なので、急遽あと3本分を作っておくことにしました。
でも、今こうしてパソコンを使っている部屋は、大地震が来たら、四方からあらゆる物が崩れてきて、一発で死にそう……。
8月の「ごあいさつごあいさつ」
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