ドイツ紀行・その5


【ノイシュタット(1)】(99.09.10〜11)

9月10日(金)

●アイゼナハからICでフルダに行き、そこからICE(InterCity Express:日本の新幹線にあたる)に30分ほど乗り、ヴュルツブルグへ行きました。あいにく10日は金曜日で、郊外でバカンスを過ごそうという家族連れなどで列車は満員。確かに子供も多かったです。ドイツでは電車が満員で座れないということはめったにないそうですが、貴重な(?)体験をしました。ヴュルツブルグからはIR(InterRegio:地域急行)でノイシュタットに向かいます。

●ドイツにはノイシュタットという都市が15ほどあるそうなので、区別するため後ろにもうひとつ地名をくっつけて呼びます。私たちが行ったのはノイシュタット=アイシュ(Neustadt (Aisch))という所で、場所的にはヴュルツブルクからニュルンベルクに向かう鉄道に乗れば「ニュルンベルクの少し手前のあたり」ということになります(ドイツの地図がないとわかりませんね(^^;)。

●ノイシュタットは姉がホームステイした小都市なのですが、姉の友人のシャルバトゥケ(Scharbatke)さん一家(ホームステイ先とは別)が親戚一同を集めて翌日(11日)に大パーティーを開くというので招待されているのです。私もそのパーティーに図々しくも参加したいと申し出、快諾をいただいていました。駅に着くと、さっそく主人のヘルマンさんと娘さんがお出迎え。その後、あれよあれよという間に自宅でプレパーティに突入。イギリスから到着したばかりという親戚たちも大挙して到着し、食事と酒で盛り上がりました(私以外は)。

●シャルバトゥケさん夫妻と、私の仕事について少し話をしました。私は中学生レベルの英語で一生懸命説明したのですが、ちゃんと通じたかどうか。調子に乗ってきたなと思ったところで親戚たちが到着したため、そこで会話が途切れました。結局、仕事の話はその後もすることはありませんでした。もう少し話ができれば良かったと思いますし、もう少し英語を勉強しておれば、と今更ながら後悔した次第です。

●プレパーティーの参加者のうち、ドイツ語がわからないのは私ともう一人(イギリス人のおっさん)だけでした。周りの会話は機関銃のよう(^^;。私はドイツ語が全然わかりませんし、英語もあまり話せませんので、あまり会話に加われませんでした。しかし、度胸がついたというか、何とかパーティの本番も何とかこなせそうな気がしてきました(この時点では(^^;)。ヘルマンさんが用意してくれたホテルは新しく、素晴らしいところでした。疲れもあり、泥のように寝ました。


9月11日(土)

●さて大パーティー当日。午後から開始なので、久しぶりに午前中ゆっくりすることができました。私はPowerBook G3 / 99を持っていったのですが、これまで諸般の事情で通信できないでいました(^^;。で、ホテルの電話にモデムセイバーをかけてみたのですが、全然ダメ。ホテルが新しすぎて、電話がデジタルホンのようでした。ドイツはISDNの普及率が高く、デジタルホンも結構使われています。そしてデジタルの場合、アナログモデムではまったくのお手上げです。ちなみにISDNは世界標準の技術なので、ドイツでも「ISDN」と表記します。

●で、午前中は姉と一緒にノイシュタットの街を歩いてみました。


Allee Hotelの全景。小さいけど新しくてきれいな素晴らしいホテル。


ホテルのすぐ隣にある公園。

●上の建物は、実は1階が酒場になっているんですね。この日の夜、ここに来ることになろうとはこの時点で予測できませんでした。


町の教会(たぶんプロテスタント)。

●上の建物は市庁舎(英語で言うとCity Hall)だそうです。ひとつひとつの窓に花が飾ってあってきれいです。この辺りは市場になっていて、一番にぎやかなところです。このへんは田舎なのでまだ東洋人が珍しく、私が一人で歩いた時は結構じろじろ見られました(^^;。

●ノイシュタットも古い街なので、昔は城壁に囲まれてました。上は城門、下は城壁です。

●上は、前の写真とは別の教会(カトリック)の内部。何だか宗教美術の調査の様相を呈してきました(^^;。

●・・・さて、いよいよ私の人生観をも変えた(そこまで言うか)大パーティーの開始です。その様子は次回に紹介します。お楽しみに。


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