古美術研究旅行 '99
(1999年7月19日〜22日)
[その4]
1999年7月21日(水)
●前のページからの続きです。
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●こちらは法輪寺の本堂。佐藤先生やH田さん(^^;はお守りを買ってました。なぜか外国人もいました。
●しかし、こんなに電電宮ばかり有名になったら、法輪寺の立場がないのではないでしょうか(^^;。
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●これも非常に珍しい。エジソンとヘルツを祀っている、その名も「電電塔」(笑)。これだけでも一見の価値あり。
●その後、トロッコ列車に乗って亀岡まで行き、保津川下りの舟に乗ろうと思っていたのですが、前日の雨のためにあえなく 運行中止(;_;)。とりあえずJR線で嵐山まで戻り、清涼寺境内の竹仙で湯豆腐を食べました。冬のお決まりのコースですが、夏メニューはおかずが若干違っていて、また別の楽しみがありました。
●次にどこに行くか協議した結果、嵐山に比較的近い広隆寺に行くことになりました。バスに乗り、太秦の映画村の前を通って広隆寺に着きました。
●広隆寺は603(推古天皇11)年に建立された山城最古の由緒ある寺院です。お寺自体はあまり見るべきものはありませんが、何と言っても弥勒菩薩(国宝第一号)などの仏像がステキです。
●今回いろいろな仏像を見てわかったこと。その1は「吉祥天(きっしょうてん)は、厨子(ずし)に入っている場合が多い」ということです。ただし、広隆寺の吉祥天は厨子に入っていませんでした(^^;。その2は「千手観音は左右に20本ずつ手があるが、一つだけ何も持っていない手がある」ということ。最初は欠落したのだろうと思っていたのですが、広隆寺の千手観音の説明板で、その手は何かを持っているのではなく、印を結んでいるということが判明しました。 少しだけ利口になりました(^^;。読者の皆さんも、機会があれば確かめてみてください。
●その後、バスに乗って炎天下の中をまた歩き、イノダコーヒー(三条店)にみんなで行きました。イノダコーヒーの本店は火災に遭い、現在は再建工事中です。そこからまた地下鉄を使い、京阪電車の乗り換え駅まで行きました。というのは、前日京阪電車に乗った時にご老公が宝酒造の「飲む寒天」という怪しいドリンクの広告を見つけ、みんなでウケてしまい、それを買おうとしてわざわざ京阪の売店まで行ったのです(コンビニでは売っておらず、京阪の駅で確実に売っているようです)。商品の内容を詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
●果たして「飲む寒天」は売っていました。普通のやつと「とうがらし入り」の2種類があるのですが、私は「それ、全部下さい」と言って両方買い占めてしまいました(「『全部下さい』事件(笑))。
●宿に帰った後は、教員の部屋でコンパ。夜遅くまで語らい、最後の夜を楽しく過ごしました。この夜ですよ、iBookの発表があったのは(^^;。私は真夜中の2時頃にAppleのWebにアクセスし、Macおたく数人(特に名は秘す(爆))で「おおお〜〜!!」とか言って盛り上がりましたが、「重量3kg」には全員で絶句しました(^^;。蛇足ですが、iBookとはまったく関係なく、つぶれた男子学生がいました(^^;。
1999年7月22日(木)
●さて最終日ですが、チェックアウトした後全員で河合寛次郎記念館に向かいました。そこで流れ解散。学生と別れた後、教員と助手の皆さんで毎年恒例の祗園の「いづ重」へ。ここの鯖すしは本当においしいです。京都合宿でまた来たいですね(^^;。その後、やはり去年と同じ和菓子店「亀屋清永」に行きました。今年は実家のおやみげに「清浄歓喜団」(1個500円!)を買って帰りました。
●さて京都駅で新幹線の指定席をとった後、少し時間が余っていたので京都駅の駅ビルの一番てっぺんに上がってみました。屋上は展望台のようになっていて、京都の町を一望できます。本当にいい眺め! でも、これだけ高い建物はかなり遠くからも目立つわけで、やはり景観を害しているのかも知れない、と思いました(ありきたりな意見)。
●さてそんなこんなで、生活デザイン科の古美研は終わってしまいました。もう永久にありません。悲しいことです。この想い出を心に刻むとともに、このページでも末永く後世に伝えたいと思います(^^;。私自身、しばし仕事を忘れることができました。先生方、助手の皆さん、本当にありがとうございました。
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