構造に問題があると書いてあるのをよく見かけますが、R32定番トラブルポイントです。
漏れにより、リザーバータンク内のオイルの量が減ると運転席メーター内のHICASランプが点灯します。その他の要因でもHICASランプが点く場合がありますけど、大抵オイルの問題。点灯した場合はパワステ、ハイキャスのライン周り、もしくは下回りを確認してみてください。どこかにオイルのシミが見つかるはずです。
リザーバータンクのキャップ部分からの漏れに関しては、【 パワステタンクキャップからのオイル漏れ 】のページを参考にしてください。
統計的に(何の統計かは聞かないでおくれ/笑)多いのが
1〜4番 バッテリー脇のHICASラインのゴムホースと金属ホースのジョイント部分
5、6番は私の車で漏れ始めた順番という事で、リザーバータンクに繋がる各ホース
オイル漏れを止めるのに、応急処置ならば各ホースのジョイント部分クランプの増し締めで多少の対応は可能です。しかし暫くするとまた漏れ始めてしまうので、新品のホースに交換するしかありません。以下に各パーツの品番と値段を記しておきます。
6番のホースに関して、品番でいうところの
49710-04U01- ホース&チューブ セット、パワーステアリング 50,900円
で交換しようとし、工賃を含め7万円を超える見積りが出る場合があります。なぜかアッセンでの販売しかしていないようなので、間違いではないようです。ゴムの劣化が原因での漏れと考えると、金属ホースまでの交換は必要ないと思います。しかしゴムホース部分のみという販売はして無いそうです。
( type Mの場合です )
「なんでそんな売り方してんですか!!!」と叫びつつ、すかさず下の品番をメモって行き「コレで交換してください」と頼みましょう。正規の部品より長さが1cm程長いようですが、使用可能です。他の部分との干渉に関しては、整備士に話をして何とかしてもらってください。
★教えてもらった情報です
【 6番のホース。下記の品番は他のグレード流用とかではなく、正規の部品だそうです。
私の出入りしている店が特殊だったのだろうか?】
5、6、7、のどれか一箇所から漏れ始め、他の部分が未交換ならば、まとめて交換しておいたほうがトータルでお徳かもね。
部品番号 | 部品名称 | 値段 | 工賃 | |
1 | 49725-05U20- |
ホース、リターン パワーステアリング | 2,080円 | 8,000円 |
2 | 49725-05U22- |
ホース、リターン パワーステアリング | 2,080円 | |
3 | 49725-04U11- | ホース、リターン パワーステアリング | 2,080円 | |
4 | 49725-04U12- | ホース、リターン パワーステアリング | 2,080円 | |
5 | 49717-04U05- | ホース、ポンプ ツーリザーバータンク | 4,880円 | 4,000円 |
6 | 49725-04U10- | ホース、リターン パワーステアリング | 2,080円 | 7,200円 |
7 | 49725-04U00- | ホース、リターン パワーステアリング | 2,290円 |
注1: 1〜4番はまとめて交換してもらった時の工賃です。
注2: 工賃は私が修理した際に実際に請求された額で、店舗によって変化する場合があります。
注3: ディーラーでは交換の際ホース以外にもクランプ等も新品に交換しますので、その分の費用が別に掛かります。
★教えてもらった情報です
【 ホースクランプに関して
修理時には、32で使用されているねじ式締付けタイプのホースクランプは使用せず、R34以降に使われているスプリングタイプのバンドで交換をするという手があります(自己責任の上で)。ねじ式締付けタイプはホースに対する面圧が一定になりにくく、ホースの
劣化が進むとオイル漏れやすくなるのに対し、R34以降のタイプは面圧が一定になり、締付ける力は弱く見えるが漏れにくいと推測される為。一部ディーラーにて実行されている方法であり、問題はないとの事。】