R32 HICAS自己診断

HICASに異常があった場合にはまず、メーターパネル内のHICASランプが点灯する。
パワステオイルが減ってる場合にも点灯するので、点灯した場合にはまずリザーバータンク内のオイル量を確認する。減ってる場合には補充。また減っていく場合はリザーバータンクキャップから漏れているか【 対策はこちら 】、パワステラインからのオイル漏れが考えられる。エンジンルームの確認を(バッテリー脇にあるゴムホースと金属ホースのジョイント部分から漏れている場合が多い)。
オイル量に問題が無いにもかかわらずランプが点く場合は自己診断を。

自己診断入力モード ■キースイッチをOFFにする。
■ギヤをニュートラルに入れておく。
■エンジンを始動後10秒以内にステアリングを左右に20度以上、
かつ5回以上回した後、フットブレーキを5回以上踏んで戻す。
センサー信号の入力 ■フットブレーキを踏んで戻す。
■ステアリングを中立状態から左右20度以上切る。
■クラッチを踏んで、ギアをニュートラル以外に入れてからギヤを抜き、クラッチを戻す。
■ローギヤで車両を2〜3m以上前進させ、2km/h以上の車速を出したら完了。
  ■HICAS警告灯がはじめに5秒間点灯し、5秒間消灯。
このあと9回の点滅にて異常箇所を表示してくれる。
>正常な場合は0.1秒ごとに規則正しく9回点滅する。
>異常がある場合は9回の点滅の間に長めに点灯する時がある。何回目の点灯が長かったかで異常箇所を知らせてくれる。
HICAS信号
1回目 右側ソレノイド出力
2回目 左側ソレノイド出力
3回目 カットオフバルブ出力
4回目 EPSソレノイド出力
5回目 車速信号(車速センサーから)
6回目 転舵角信号(ステアリング裏から)
7回目 転舵角中立信号(ステアリング裏から)
8回目 (AT)パーキングブレーキ信号
(MT)クラッチ信号(ペダルのセンサーから)
9回目 ミッションニュートラル信号(MTから)
10回目 次のサイクルを始める5秒間点灯
★過去に異常を検知し、フェイルセーフが入った車の場合は、はじめの5秒間点灯が0.5×10回の点滅となる
フェイルセーフHICAS信号
終了 キーをOFFにするか、30km/h以上の速度を出す、もしくは診断開始から5分経過すると自己診断は解除される。

SUPER HICASのシステム概要
HICAS概要図

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