Photo Page 2001.10.15 

川原湯温泉・草津温泉・白根山の旅


カメラマーク
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 川原湯温泉・新源泉
 川原湯神社近くに掘られた新源泉。八ツ場ダム建設に伴って現在の源泉が水没するため、平成2年に群馬県が新たに開発したそうだ。こんこんと湧き出る源泉の温度は79〜80度。

 源泉アップ
 泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸塩、塩化物泉。肌荒れ、胃腸病に効果があるそうです。
 近くの商店で買ってきた卵を置いてあるカゴに入れ、源泉につけること25分、ちょうどいい温泉卵ができる。

 王湯(共同浴場)
 川原湯温泉の湯元で、源頼朝が発見したと伝わる。その証拠に建物に大きく源氏の紋所「笹竜胆(ささりんどう)」が描かれている。2階建て構造の内湯と渓谷を望む露天風呂のふたつの風呂がある。
 営業時間 10:00〜18:00 入浴料 大人300円

 王湯・内風呂
 2階建て構造の内湯。画面上に見えるガラス部屋が脱衣所で、裸のまま階段を下りてきて入浴する。風呂場の中に階段があるのはめずらしい。
 泉質は含食塩・石膏硫化水素泉、効能は胃腸病、神経痛、婦人病、リュウマチス。

 笹湯外景(共同浴場)
 秘湯ムード満点の「笹湯」。というと聞こえが良いが、本当は古びた木造小屋。
 笹湯は川原湯温泉街の路地裏にあって一般にはあまり知られていない。 <撮影レンズNikkor 20mm>

 笹湯・男湯
 泉質は含食塩石膏硫化水素泉で、肌荒れ、胃腸病、神経痛に効くそうです。お湯は無色透明で硫黄の匂いは薄いです。時折、湯の花がパイプから流れてきて、いかにも温泉という感じがします。 <撮影レンズNikkor 20mm>

 

 草津温泉・湯畑全景 UP
 草津温泉のシンボル湯畑。手前の黄緑色の池からお湯が沸き、写真奥に写っている幾本もの長い木桶に流されています。この木桶に沈殿した温泉の成分を採取したのが、お土産の「湯の花」となる。

 湯畑・下流側 UP
 毎分約5800リットルの温泉を湧出し、湯気がもうもうと立ち込めている。草津最大の源泉で木の樋を通して温泉を各旅館に分散している。この湯畑は、夜にはライトアップされ、幻想的な姿になる。

 白旗の湯(共同浴場)
 建久4年8月3日、源頼朝が浅間山六里ヶ原に狩に来た折りに発見したのが「白旗湯畑」、頼朝が入浴したところから「御座の湯」とも言われている。「白旗」の由来は源氏の旗印が白だったことからきているそうだ。

 白旗・男湯 
 中に湯舟はふたつ。ひとつは源泉から引いた熱い元湯。水で薄めずにそのまま冷やしたのがもうひとつの湯船。
 泉質は硫黄泉。慢性皮膚病、きりきず、糖尿病などに良い。ここは24時間、無料で開放されている。

 新湯けむり亭の足浴場
 湯畑の周囲は公園になっていて、手を洗う(暖める)温泉や足浴場がある(写真手前側が足湯)。バイカーたちも観光客に交じって疲れた足を暖めていた。

 熱の湯(湯もみと踊りショー)
 湯畑前にある「熱の湯」での「湯もみ」の実演。草津特有の「時間湯」の時に湯の温度を下げる為に長い板で湯をかき混ぜながら唄ったのが『湯もみ歌』、それが有名な草津節である。湯もみショーは1日4回、大人=500円

 白根山
 群馬、長野の両県にまたがる標高2160mの活火山。
 山頂に湯釜、個釜、水釜 という三つの湖があり、滋賀草津高原道路最大の観光ポイント。この日は天気も良いせいか、次から次へと観光客がおとずれていた。

  湯 釜 
 白根山の噴火によって出来た火口湖の一つ。荒涼とした大地にコバルトブルー色の湖が神秘的だ。直径300m、水深30m程の大きさで水温は18度前後だそうです。世界で最も強い酸性湖といわれている。 <Nikkor 20mm>

写真はいずれも35mmポジフィルムからスキャニングしたものです。
photo data: camera/Nikon F80. film/FUJI プロビア400PRO・ベルビア(RVP). date/2001.10.06


<10/15の「ひとりごと記事」>

 10/15(月)『群馬県、川原湯・草津温泉の旅』


 先週の連休に群馬県の川原湯温泉、草津温泉、白根山の一泊二日の旅をした。

 川原湯温泉は関越道の渋川伊香保インターから長野原・草津方面に車で1時間ほど行ったところにある。ここは、鎌倉時代、源頼朝が発見した温泉として長い歴史をもつ温泉場です。砂風呂、むささびの宿、大樽の湯など、特徴を持った旅館が17軒並びます。旅館の他にドライブついでに気軽に入浴できる共同浴場(銭湯)も3件あります。

 今回は秘湯ムードが高い「笹湯(ささゆ)」に入りました。(写真参照)
  笹湯は温泉街の路地裏にあって一般にはあまり知られていません。ここは、地元の人は入浴無料ですが一般客は300円かかります。私が入った昼間は客が誰もいなく、また番台もないため、木箱にお金を投入して入りました。泉質は含食塩石膏硫化水素泉で、肌荒れ、胃腸病、神経痛に効くそうです。無色透明で硫黄の匂いは薄いが、時折、湯の花がパイプから流れてきて、いかにも温泉という感じがします。

 実はこの川原湯温泉は、近い将来、近くに建設される八ツ場ダムによって水没する運命にあるのです。歴史もあり風情もあるため、温泉ファンとしてはちょっと寂しい気持ちではありますが、でも、新源泉から湯を引き、新たな川原湯温泉街がつくられるそうです。もし、秘湯好きの方がいらしたなら今のうちに遊びに来て下さい。

 次に行ったのは『草津温泉』ですが、ここはいまさら言うまでもなく関東でも有数の温泉地帯です。「草津よいとこ、一度はおいで〜」の歌で有名です。草津温泉は自然湧出の温泉としては日本一を誇り、明治11年にドイツの医師ベルツ博士によって世界有数の健康保養地として世界に紹介されて、その名を高めました。
 行ってみると、思っていたよりも狭いというのが私の印象です。温泉街の真ん中にシンボルとなる『湯畑(ゆばたけ)』があり、毎分5800リットルの温泉を湧出していてます。湯畑の周囲は公園になっていて、手を洗う(暖める)温泉や足湯、無料の共同浴場があり、温泉場としてはなかなかグレードが高いと思います。

 さて、この草津温泉には無料の共同浴場が19軒もあるというのに驚きます。特に湯畑のとなりにある「白旗の湯」は、先の源頼朝が浅間山六里ヶ原に狩に来た時に発見したといわれています(この人、温泉発見するの趣味なんでしょうか)。
 「泉質は、硫黄泉。効能は、慢性皮膚病、きりきず、糖尿病、慢性婦人病、高血圧症です」(以上、11PMうさぎちゃん風に読んで下さい。このギャグ知ってる人はおじさんだ)
 湯は酸性で飲むことはできないと書いてありましたが、温泉ファンとしては舌で味わないと気が済みません。そこで、ちょっとなめてみると、他の温泉とは違う、苦みのあるレモン味でした。

 この日は秋晴れの良い天気、車をとばして『白根山』へ行きました。 (草津より車で約30分)

 白根山は、群馬、長野の両県にまたがる標高 2,160mの活火山。山頂一帯は荒涼とした岩原で火口付近には神秘的なエメラルドグリーンの温泉をたたえた『湯釜』があります。この湖はph0.86という世界一の強酸性の湖とのことです。(写真)
 山頂に吹く風は寒く、マウンテンパーカーを着ていても身体が冷えてしまい、昼食に山麗のレストハウスで暖かいほうとうを食べて暖をとりました。

 天気は良いし、紅葉も始まり、すばらしい観光でした。



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