木造の自転車屋といい、店前のリヤカーといい、田沢青果のホロ付きトラックといい・・・
どこから、どう見ても、昭和30年代の風景。
ワンマンと白山前(新潟市役所前)行きの行き先板で、
昭和末期〜平成初期の光景と、辛うじて判断できます。

モデラーの皆様には、ぜひとも再現して頂きたい風景です!

RM誌に掲載された”山口ベニー自転車”小林自転車店の店構えと、
併用軌道を走る”小田急電車”に衝撃を受け、
その風景を撮りたい一心で、新潟まで足を運んだのでありました・・・



路線計画の段階で、白山浦地内の道路に電車を通らせるか否かで、住民論争が巻き起こりました。
”将来、商店街の発展に繋がる”との意見が尊重され、
5間の道路幅を、6間に拡張することで、電車を通す裁決に至りました。

時は流れ・・・
利用客の減少、自動車の走行の妨げ、騒音問題等様々な要因により、
平成4年3月20日、白山前〜東関屋の軌道線2.6kmは、真っ先に廃止されました。

新潟交通 No.3