模型エンジンあれこれ

1.模型ディーゼルエンジン・・・超不思議! プラグもないのに安定運転



自動車の世界にもディーゼルエンジンがあるように、模型にもディーゼルエンジンがあります。

自動車のディーゼルエンジンは空気を圧縮しそこに燃料を噴射し回転させるのに対し、
模型のディーゼルエンジンは気化器から送られた燃料を圧縮しその時の温度上昇で爆発し回転します。
(このような方式を圧縮着火方式と言います。昔懐かしいぽんぽん舟の焼玉エンジンに似ています)
現在の日本の模型界では、グローエンジンが主流で、模型ディーゼルエンジンはどちらかというとマイナーな存在です。

ディーゼルエンジンの長所
模型ディーゼルエンジンは、グローエンジンに必要なエンジン始動用道具(点火プラグ、点火プラグ用バッテリー、
ブースターケーブル等)が必要でない。したがってグローエンジンではせっかくの模型びよりにバッテリー切れで
エンジンがかけられない... プラグ切れでお手上げなんてことがあっても、ディーゼルエンジンにはそんなことはありません。
何と言ってもいちいちエンジン始動用バッテリを持って歩いてブースターをつなぐ手間がないのが最高です。
またディーゼルエンジンは運転温度がグローに比べ低いため、スケール機等カウルやキャノピーの中など
グローにとって悪条件でもディーゼルならOKです。
その他に
エンジン停止直後の始動が容易
燃料消費が少ない。
トルクが大きい等があげられます。

ディーゼルエンジンの短所

燃料がくさい。(慣れるとくせになりそう...)
国内では燃料が入手しにくい。(当店で各種販売しております)
圧力調整レバーとニードルバルブの2つを調整しなければならない。(でもそこが楽しさの1つでもあります。)

ディーゼルエンジンの構造
ディーゼルエンジンの構造に付いてはこちらをご覧ください

最近はやりのBDFについて。
最近はやりのBDF燃料にて、PAW60の始動試験をいたしました。
チョークのみ通常の模型用ディーゼル燃料を使用しましたが
100%BDFにてエンジン始動に成功いたしました。
PAW60にて、BDFの始動試験をするための
機材等、お問い合わせは、こちらからお願いします。