デトニのお気軽写真館6

鉄道施設保存の理想郷・月潟

2001年5月6日アップ

1999年4月に、惜しまれつつ全線廃止になった新潟交通鉄道線の(その時点の終点)月潟駅には、廃止直後にモハ11、モワ51、キ116が回送され、駅施設(現在も、新潟交通が所有)とともに保存されている。その維持には「かぼちゃ電車保存会」の方々が行っている。いわゆる鉄道ファンだけではなく、地元の町内会の方々も日々の清掃・維持・管理にご苦労なさっている。「文化遺産」としての鉄道施設の保存のひとつの理想を見させていただきました。詳しくは、同保存会のホームページをご覧ください。弊サイトのリンクページに追加いたしました。以下の写真は、2001年4月21日早朝に拙者が訪問したときの記録である。

現役時代そのままの月潟駅舎。残念ながら、中に入れるのは限られた日だけ、とのことである。左奥にある便所が、これまた味がある代物だが、現在は立ち入り禁止。

「営業中」のローカル私鉄の駅そのままといったホームです。清掃用具等が整然と並ぶ!感動的だ。

モワ51に貼られた、保存会の手作りのマーク。月潟のシンボル「角兵衛獅子」がカワイイ! ホームには、保存会の方が撮られた写真などが飾られている。左の書棚には、各種資料や「落書き帳」が収められ、地元の方が開錠、施錠をしている。キャンデーやティッシュペーパーもサービスで置かれている!
保存車輌全景。前からキ116・モワ51・モハ11です。冬の間はシートが被せられている。強風で剥がれたり、擦り切れたりで維持は予想以上に大変らしい。 キ116のいかめしい前面アップ。鉄道連隊の装甲車か、はたまた昔のSFに出てくるロボットか(?_?)。
朝日を浴びるモハ11。良く見たら、新潟交通はATS装備だった。一、小私鉄としては画期的だったのに・・・。 架線も残り、信号さえ点灯すれば・・・「出発進行!」の雰囲気満点です。将来は、左に冬季収容用の車庫を建設する計画があるとか・・・。
モワ51形式写真。この形態の電車は本当に貴重だ。ホームに咲く、手入れの行き届いた花が綺麗だ。 モハ11の形式・修繕票。次期全検入場は、平成15年!
モワ51(左)とキ116の連結部。「黒光り」が手入れの良さを表します。保存会の情熱を感じる魅力のアングルである。 モハ11の製造銘板です。保存開始当初、何者かに盗まれたが・・・その後の保存会の方たちのひたむきな活動に・・・良心が・・・そっと戻されていたそうです。

すべて、キャノンS10ディジタルカメラ(1/4inch 211万画素)で撮影(2001―4―21)


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