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詰将棋おもちゃ箱 − パズル詰将棋 パズル展示室 No.32 山田淳さん |
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式) |
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作者「2枚の角の利きを頼りに持駒を使ってと金の待ち構える左辺に玉を追い込んでいきます。 持駒を節約して追い込む必要がありますが、必要なところでけちると逃げられてしまいます。」 単に銀を打っていくだけでは10枚ぐらい要りそう。
銀4歩の持駒で、どう節約して追いかけるか。 14銀、24玉、25銀、33玉、34銀、24玉、 25銀引では33玉で千日手ですし、25銀打とここで2枚目の銀を投入しては銀が足りなくなります。 34銀が浮いているところで指しにくいですが、ここで25歩が好手。 34玉と銀を取っては45銀と押さえて簡単。 35玉と逃げる一手で、ここで36銀と2枚の銀を投入し、44玉、45銀、55玉、56銀と追いかけます。 25歩、35玉、36銀、44玉、45銀、55玉、56銀、64玉、 56銀に44玉もありそう。 これは45銀引、53玉、54銀、64玉、65銀上と追えばまだ銀2枚あるので、捕まります(29手)。 64玉には65銀で、73玉には72角成があるので75玉。 ここでも76銀と引いて節約したくなりますが、64玉と戻られると千日手コース。 思い切って76銀打と3枚目の銀を投入するのが正解です。 65銀、75玉、76銀打、84玉、 続いて85銀打とすると93玉で失敗。 ここで65銀がなければ47角の利きが通ることに気が付けるかどうか。 そう、なんと65銀がジャマ駒になっていたのです。 それが分かればどうすれば消せるか考えれば解決します。
85銀、同玉、76銀、95玉、96銀、84玉、85銀左、73(93)玉、 83角成に64玉は、65馬、53玉、54馬まで(73玉、74馬(72角成)まで)。
同手数で、これも正解です。
戻られると、結局65銀とするしかなくて千日手コース。
みなさん5手目の34銀に言及。 本作一番の山場でした。 |
パズル展示室No.32 解答:6名 全員正解
池田俊哉さん S.Kimuraさん 小山邦明さん 小林巧さん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |