第16回全国詰将棋大会 in 静岡 (2000.7.22)
(by 金子清志)
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(このページは、主観的なテキトー報告です。まともな報告はこちらかな?)
- 7月21日。
例によって私は準備が遅い。大会に必要はブツが揃うのは今日なのだ。
銀座Itoyaで頼んでおいた印刷を受け取り、14時頃新幹線に乗り込む。
静岡までは1時間だが、ちょっと贅沢にグリーン車に。そう、普通車では大々迷惑なほどの荷物を持っていたのだ。
- 15時、静岡市のマイホテル竜宮着。スタッフの常宿として、今日から散々な迷惑をかけることになる。
受付のセッティングが一段落して、福島竜胆さんと近くのMacで休憩。ほとんどオフレコな会話。
ホテルに戻ってから、用意していた印刷物に誤植が発見される。詰将棋の図面なので、シャレにならない。
- 18時から夕食。
平日なので、休暇を取って早くから来ている人のほか、夕食時間中に後続が到着する。
一応「明日の幹事会をスムーズにするために」というコミュニケーションの場でもあるのだが、酒が入っているので、まあ程度は知れる。とはいっても、今回は私が一番紛糾しそうな議題を提案しているので、有意義に使わなければならない。
しかし、私も酒が入っているので、まあ程度は知れる。
なんとなく感触は得た雰囲気になる。
夕食後、一時部屋に戻って誤植の赤ペン訂正に励む。
和室3人部屋が、2次会の被害に。
某氏が10分100円の特殊映像をリクエストするが、「これはさっき見た」って、いつから見てるんだ?
柳田明さんが夜の11時半に、八尋久晴さんに電話。夜分失礼もヘッタクレもなく、いきなり呼び出す。応じる八尋さんも、どうかしている。
ページを少し更新して、0時半にはベッドに入る。
- 7月22日。
6時半に目が覚める。あまり眠れていないが、2度寝をしたら熟睡してしまいそうなので、そのまま起きてしまう。
朝食会場に向かうが、ホテルの人に「8時からですよ」といわれて一度帰室。おかしーなー、昨日は7時からだと聞いたのに、と7時半くらいに再度朝食会場に行くと、すでに何人かが食べ始めている。
いつもは朝食はテキトーなのだが、スケジュール次第で昼は食べられないかも知れないので、しっかり。
また別の印刷物に誤植発覚。また詰将棋図面。
8時半、地元の元水さんらとともに、会場のグランシップに向かう。
- 9時、会場着。
これまでなら机やイスをセッティングするだけの会場準備だが、今回の大会ではビジュアル・オーディオにも凝っているので、機材の調整にも余念はない。ここ数年、PCは詰将棋の必需品になっている。
当日は詰将棋の解答審査などの担当なので、会場の隅に自分の作業スペースを確保する。
- 10時から幹事会。
事前に十分な資料配布などを行ったおかげで、ほぼ予定どおりの1時間ちょっとで終了。
会計報告などを了承。
11時すぎ、会場にはすでに多くの人が詰め掛けていて、受付作業はちょっと大変そう。
そんな受付作業を尻目に、誤植訂正に勤しむ。これがなければ昼食にありつけたのだが。
- 12時開会。司会は石黒誠一さん。
これまで何度かこの大会の裏方をやったが、ファンファーレから始まったことはなかった。一連の演出は、福島竜胆さんあってのこと。
開会(加藤徹さん)、地元の廣津九段、水上詰パラ社長とあいさつ。
- メーンイベントの看寿賞の授賞式。今年は短編賞=小林敏樹さん作、中編賞=山田修司さん作「回転銀」、相馬康幸さん作、長編賞=田島秀男さん作「乱」、I.Tadashiさん作「馬×馬」、特別賞=加藤徹さん作が受賞。来場の小林さん、相馬さん、加藤さんには、プロジェクターに映し出される自作をバックに受賞の感想を述べてもらう。
- 恒例となった大会10回参加者の表彰。これまで9回参加している人の名前が読み上げられる中、呼ばれた関半治さんが来場し、高坂研さんとともに記念のメダルを授賞。
- オフィシャルなところは終わって、加藤徹さんのガイドで詰将棋Webサイト探訪。
第1部の最後は、三谷郁夫さんの「懸賞歌」。ただの歌ではなく、歌詞が問題になっていて、その中にちりばめられた過去の看寿賞受賞作品のタイトルの数をあてるという、マトモに考え出したら相当の難問。
- 10分程の休憩を経て、13時半過ぎからバラエティ部門の第2部開幕。
メーンのイベント以外にも、棋書販売、地元の村木徳さんの作品集サイン会や、懸賞握り詰などがあるのだが、みなさんなかなか席を立たない。
私の方は、第2部に入って、優秀作投票の集計などを始める。
中央は、まずは人間対コンピュータの将棋対局の趣向。コンピュータ側代表は丹頂、人間側代表は全邦釘さん。最後は狙ったのかどうか、全さんのトン死で幕。
続いて「クイズ詰キスト100人に聞きました」。企画としてはあり得るものだが、清水英幸さん苦心の回答収集のおかげで、ようやく日の目を見た。珍回答などで会場は沸いたようだ。最後は参加者全員で記念撮影。
17時まで、あわただしく後片付け。
- 会場内の別室で懇親会。
握り詰優秀作の発表、一般参加の神谷七段のあいさつなどを挟みながら、方々に懇談の輪がいくつもできる。
大会参加者数当てでピタリ賞の山田剛さんは「こんなことで賞金をもらっていいの?」
続いてビンゴになるのだが、そこはタダでは起きない詰工房。詰将棋を解かないとマス目を開けられないという変則ルール。こういう企画を始めると、酒が入っていても会場内の雰囲気が変わってしまうのが、この集団の性。「もうゲームは終わりです」と宣言しても、解くのを止めようとしない。ゲーム進行&発案の清水英幸さんも「あの〜、そろそろ私も酒をのみたいんですけどぉ」(~_~;)
- 19時半、料理も尽き、次回大会の名古屋を運営する香龍会(愛知県の詰将棋グループ)の面々のあいさつを経て、閉会となる。
- ホテルに戻り、20時半から広間を使って更に宴会。
いい加減に、つきあいきれなくなって、0時ころには自室に戻る。
- 7月23日。
今日は駿棋会(静岡県の詰将棋グループ)の例会があるんだという。浜松で。
家がとおくなるじゃないか。
でも行っちゃった。今日は浜松泊。
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