□詰将棋全国大会レポート

■7月22日(土)

やや体調を崩していたのですが、大会当日はなんとか復調。個人的には新幹線でGO!だったのですが、なぜか青春18キップを利用しての鈍行の旅。名古屋で吉岡真紀、神谷護流、原亜津夫さんらと落ち合って、一路静岡へと向かいました。

大会会場はJR東静岡駅駅前のコンベンションアーツセンター・静岡グランシップ。

オープンしてまだ間もない新しく、巨大な施設です。

10階まで上がり、会場内に足を踏み入れるとすでに照明が落とされ、いままさに大会が始まろうとするところ。ギリギリ間に合いました(^-^)



司会は昨年同様、短大担当の石黒誠一さん。

加藤徹タ行副委員長の開会の辞に始まり、吉田健全日本詰将棋連盟副会長の大会挨拶、来賓祝辞として日本将棋連盟から広津久雄九段、愛読御礼として詰将棋パラダイス代表水上仁の挨拶へと続きます。




また、今年は会場の一角で駒づくりの会の熊澤良尊さん(写真中央)による、駒の即売会も行なわれました。

とうかい将棋ファンの集いでも眼福に授からせていただいたのですが、やっぱり良い駒は違いますねえ。


つぎは大会の目玉ともいえる平成11年度看寿賞の表彰式が行なわれました。

左から長編賞田島秀夫代理で首猛夫、短編賞小林敏樹、長編賞伊藤正代理で水上仁、特別賞加藤徹、中編賞山田修司代理で岡崎正博、座っているのが中編賞相馬康幸の各氏(相馬さんの息子さん、圭人クンも入ってますね)。

看寿賞委員長森田銀杏から賞状と副賞が手渡されました。

また、今回は映像面での演出が素晴らしく、パソコン上の画面をスクリーンに転写して受賞作品の紹介なども行なわれました。

音楽面でもいままでなかった演出がなされており、とても賑やかなムードに包まれてましたね。

続いて全国大会10回参加者の表彰が行なわれ、関半治さんと高坂研さんが記念メダルを手にしました。

ふたたびスクリーンをフル活用して、加藤徹さんによる詰将棋関連ホームページの紹介が行なわれました。

風みどりさん、全邦釘さん、流さん、原田清実さん、小倉孝氏さん、大橋光一さん、愛上夫さん、いぬたさん、神無七郎さんなどなど数多くの詰将棋サイトや、将棋サイトの紹介です。あ、もちろん詰パラホームページもご紹介していただきました(^-^)

第一部の最後を飾るのは三谷郁雄さんによる歌のご披露。

曲名は「WONDER PARADISE」。なんと歌詞の中に多数の看寿賞作品のタイトルが含まれており、その個数を懸賞にかけようという史上初めての試みです。

その一部だけ紹介させていただきましょう。

「♪宇宙遊泳のはずが くもの糸もがいて

春時雨舞う 涙の モザイク♪」

ここだけでも4つの作品が含まれてますね(^^ゞ

(その後の指摘で、どうやら5つの作品が含まれているらしいです。)

さて、第二部はアトラクションがメインです。

まずは将棋対局、コンピュータ対人間!

写真右、マイクを手にしているのが丹頂を操る轟聡さん。左眼鏡をかけて座っているのが人間代表の全邦釘さん。

対局は熱戦となるも、最後は全クンの勝ち形に。あきらめた丹頂はアノ王手ラッシュをかけ始め、ようやく終局かと思われた時に事件は起こりました。全クン痛恨の受け違えでいっきに即詰みへ。

波瀾の大逆転劇となりました。

続いて、クイズ「100人の詰将棋ファンに聞きました」。

複数人どうしのグループ対決で、あの「100人に聞きました」形式の詰将棋版クイズが、清水英幸さんの司会で賑やかに始まりました。珍答奇答がいくつも登場して、場内は爆笑の渦に。

最後に恒例の一人一言が行なわれ、全員の記念撮影をもって第二部終了となりました。

残念ながら懇親会へは参加できず、今回のレポートはここまでです。

東京詰将棋工房ならではのハイテクを駆使した色彩豊かな全国大会、参加者も100名を超えて、大盛況でした。関係者の皆様、楽しい大会をありがとうございました!(^-^)

拙い言葉によるレポートで伝えられるのはここまでです。今年参加できなかった方も、来年はぜひ参加してこの楽しさを味わってみてくださいね(^-^)

では、来年、名古屋でお会いしましょう!