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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.506 本間晨一さん

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
とどめは香 20手台

くるくる展示室No.506 本間晨一

横に並んだ香、と金、桂の配置が横送りの趣向を想像させますね。

73と左では84に、73と右では64に逃げられるので、初手は73桂成。 同香の一手に、同と右とすれば、1筋分右に移動することに成功します。

  73桂成、同香、同と右、64玉、

桂はまだ3枚あるので、続けて楽しみましょう。

  63桂成、同香、同と右、54玉、
  53桂成、同香、同と右、44玉、
  43桂成、同香、同と右、34玉、

あとは、取った香4枚を活用して収束します。

  36香、24玉、26香、14玉、15香、同飛成、同飛、同玉、
  25飛、16(14)玉、19香 まで27手

最終手の香打はどこから打っても大丈夫です。

作者 「桂成、同香、同と右、玉横移動の4手x4サイクルのくるくるです。 香4枚を入手してからは、ほぼ香の並べ打ちの易しい収束です。」

詰将棋では駒交換はあまり好まれない傾向ですが、駒がどんどん消えて行くので、繰り返すといい感じですね。 取った4枚の香を使う収束を短くまとめたのも、好印象です。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
前半は香4枚取っていくが、後半その香をドンドン打って行くギャップが、面白い。
山下誠さん:
盤上の桂と香が攻守ところを替える面白い手順。
原田雄二さん:
玉を一筋に追い詰めて詰み上げる。
中村丈志さん:
すらすら解けて楽しい。
小山邦明さん:
香の威力は絶大でした。
池田俊哉さん:
香をはがしながらと金ベルトで横追い。 最後は取った四香を使った収束だがもう少しひねれそうな気も

折り返して香を消費する趣向になったりするとおもしろいですね。

川端潤さん:
最後の飛もつい縦から打ってしまいそう。
たくぼんさん:
桂を成るかと金を寄るかだが桂成には逃げる手がないので分かりやすかった
松崎一郎さん:
キレイな初形、動かしたくない。
川越敏司さん:
桂成、同香、同との4連続の後、今度は持ち駒の4つの香を順に打っていくのかと思ったら違いました。
林沢馬さん:
私の棋力では難解作の解図に挑戦するのは時間の無駄としか思えないので、 よほど平易で解図欲をそそる作品でなければ手を出すことはほとんどないのですが、 ほぼ一本道のサービス問題なので、珍しく解答応募する気になりました。
※ 天邪鬼なもので、最終手の以遠打を敢えて最遠点で解答してみました(笑)
26手目が1四玉でも1六玉でも、普通の人は1七香と解答しそうなものなので、1九香解答は少数派ではないかと予想します。

少数派ですが、作者も1九香でした。

おかもとさん:
桂香との並びがキレイ。
占魚亭さん:
香を取りつつ玉を端へ追い込む心地よい手順。

くるくる展示室No.506 解答:15名 全員正解

  池田俊哉さん  おかもとさん  川石隆志さん  川越敏司さん
  川端潤さん  小山邦明さん  占魚亭さん  たくぼんさん
  中村丈志さん  林沢馬さん  原田雄二さん  蛇塚の坂本さん
  松崎一郎さん  momidaitoさん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。