一見して斜め送りらしい形。
単純に33香、42玉、44香(31飛成)、52玉、54香と香を打って行くのは逃げられてダメそう。
ちょっと工夫して43歩成、同玉、41飛成、53玉でも、手は続くものの捕まりません。
正解は33歩成から31飛成と迫る手。
44玉は42龍で合駒がないので55玉と逃げて、4枚の香を58、69、79、89と打って龍を引けば詰み。
途中歩を取らずに玉を斜めに引いても龍で捕まります。
そこで31飛成には32銀と移動合で抵抗。
34歩、44玉、42龍で同じような展開になりますが、今度は43銀と再度の移動合ができます。
33歩成、同玉、
31飛成、32銀、34歩、44玉、
42龍、43銀、47香、55玉、
46香では55玉から46玉と取られてしまうので、47香と離して打てば55玉と逃げる一手。
これで趣向パターンが何となく見えてきました。 龍と香の挟み撃ちで斜めに送る趣向ですね。
では、続けて楽しみましょう。
53龍、54銀、58香、66玉、
64龍、65銀、69香、77玉、
75龍、76銀、79香、87玉、
最後は銀を取って、とどめを刺します。
76龍、97玉、88(98)銀打 まで25手
作者 「玉が銀のお供を連れての斜め移動趣向です。
龍の王手に銀の移動合で応じ、香の限定打には王の移動で応じます。
その手順を4サイクル繰り返すのが狙いです。」
龍香のサンドイッチで銀のお供連れの斜め送り。
23の銀が76まで大移動するのはおもしろいですね。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 川石隆志さん:
- 入りがなかなか見えず苦労した
- 蛇塚の坂本さん:
- 銀のお供つきの道行き面白い。
- 原田雄二さん:
- 玉は歩の梯子を昇って入玉するが銀で仕留められる。
- 山下誠さん:
- 移動合の銀も最後は龍で取られる運命。
- 竹中健一さん:
- 最終手が銀打になるのが驚き
- 那須清さん:
- 龍の動きと玉方銀の動きに注目です。 きれいですね。
- 坪倉光誠さん:
- 馬屋原氏作の61銀がジグザグ動く作品を思い出しました。
詰パラ2021年1月の入選100回記念作品ですね。
51飛成、52銀、58金、69玉、62龍、63銀、68金、59玉という感じの龍ノコ作品。
- 楠本晋さん:
- 竜と銀の楽しい珍道中。
- 池田俊哉さん:
- 上下を龍と香で挟み撃ちしながら斜め移動。
道連れの銀を最後に捕ってとどめと言うのは面白い。
上段の斜め歩の配置は形を整えるためかと思ったらこの位置には意味があったんですね
紛れと変化がけっこう微妙です。
- 森田正さん:
- 龍と銀の組み合わせ移動、香の打ち場所限定等、良し。
- 鈴木茂さん:
- 玉が階段を降りるように斜め下に規則的に動くのがユーモラスです。 評価A
- 加賀孝志さん:
- キレいな小駒の捌き。 銀は差し上げます
- 松下拓矢さん:
- 23銀が移動合で76まで大移動。
- 竹園政秀さん:
- 歩合が2歩で不可したがって銀合となる。
その銀を竜で取ってとどめに使う
- 宮田敦史さん:
- 分かりやすくて良いが最終手色々あるのは気になる。
- 松崎一郎さん:
- 移動合を繰り返す一枚の健気な銀に敬礼。
- 占魚亭さん:
- お供の銀を討ち取る。
- ひろぽんさん:
- 玉の階段移動
- S.Kimuraさん:
- 玉が斜めに進むことは予想していましたが,くるくるになるまでが苦労しました.
- おかもとさん:
- 銀の必死の防備もむなしく、最後に取られて逆にトドメに使われるとは。
- 小山邦明さん:
- 龍と銀と香の組み合わせで楽しい手順でした。
持ち駒なしだとNo456もそうですがいろいろな可能性があるように感じました。
- 嵐田保夫さん:
- 応手の選択が煩わしく初手3三香まで考える始末。
3二銀から3四歩辺りの応酬が非凡の凡を感じさせる。
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