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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.456 TETSU

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
持駒は双方なし 10手台

くるくる展示室No.456 TETSU

恒例の新春2か月出題、今回はくるくる特集です。 10手台から40手台の6作の趣向詰で新春のお楽しみ。 まずは、双方持駒なしで合駒を考える必要がない、考えやすいTETSU作からスタート。

初手は91龍しか王手がありません。 後手は88玉と逃げる一手で、今度は18龍と横から王手できます。 79玉は71龍以下簡単なので77玉と逃げますが、ここまで来ると趣向が見えてきましたね。

  91龍、88玉、18龍、77玉

そう、縦と横から2枚龍で追い、対角線にそって送る2枚龍追い趣向のようです。 では、続けて楽しみましょう。

  71龍、66玉、16龍、55玉
  51龍、44玉、14龍、33玉

ここまで来れば、あとは収束。 22玉、11玉と移動して雪隠詰。

  42龍、22玉、24龍、11玉
  31龍 まで17手

振り返ると、詰方は全着手龍、受方の玉はノンストップで対角線の軌跡曲詰 (右図参照)になっています。

新春にふさわしい楽しい趣向詰でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

川石隆志さん:
雪隠詰一直線
蛇塚の坂本さん:
左隅から右上へ綺麗な玉の動き
原田雄二さん:
新春くる展は毎年楽しみにしております。 卯歳の玉は一気に駆けあがる。
山下誠さん:
分かっていても楽しい玉の斜め一線の動き。
竹中健一さん:
何と非効率な玉方の桂香だろうか。 見事にかいくぐって詰ますことができる!

8枚の桂香は、この趣向のための舞台を構成する壁ですね。

那須清さん:
龍の動きと玉の軌跡に注目。
坪倉光誠さん:
初級者でも解けそうな17手ですね。

最初の作品は、そこが大事。

楠本晋さん:
玉の斜め移動が楽しい。
池田俊哉さん:
二枚龍が縦横に動いて玉は斜め一直線に。 最後21龍と捨てたくなる(笑)
43歩は余詰消しなんですね
☆ 類型があったような気がしましたが見つけられませんでした...

2枚龍ではなく龍と飛ですが、縦横の王手で斜めに追う作品は、2009年の新春くるくる特集で発表済で、四百人一局集にも収録されています。

本作は2枚とも龍にして、対角線の軌跡曲詰に仕立て上げたものです。

森田正さん:
二つの竜の追い回しが楽しい。
鈴木茂さん:
脊尾詰めで解かせましたが「詰みなし」と表示されました。 もちろん後手の持ち駒無しも設定しました。 評価C

平手以外の駒割に対応していないのかもしれませんね。

加賀孝志さん:
スベり台を下りるよう竜のはさみうち

42とまで13手解。 なにか勘違いがあったのかも。

松下拓矢さん:
新年早々2枚龍に追われる夢を見た。
竹園政秀さん:
他に手も無く2枚竜で追うだけ
宮田敦史さん:
凄く分かりやすい主題で良いが、主題が主題だけに最終手余詰は気になる。

最終手で21龍と捨てて31龍までも成立。 軌跡曲詰なので、できれば消せると良いのですが、いい案を思いつけませんでした。

占魚亭さん:
綺麗な玉の斜め移動の軌跡。
中村丈志さん:
まさか斜めに旅していくとは思いませんでした。

31龍まで19手解。 最後21龍と捨てたのかな。 最終手余詰なのでもちろん正解です。

ひろぽんさん:
二枚竜に追いかけられる
S.Kimuraさん:
龍の利きが横から縦(もしくは縦から横)に切り替わるのが面白いと思いました.
おかもとさん:
TETSUさんの斜め一直線シリーズ、今回は下から上ですね。
小山邦明さん:
王手の手が限られていて楽しく一気に解けました。
藤田卓志さん:
入玉していたのに、雪隠詰になるとは! 玉もびっくり
嵐田保夫さん:
まずは準備運動といった感じですか。
浜野乙三さん:
見事な対角線です
hiroさん:
玉が99から一目散に11へ。
昇り龍ならぬ昇り玉でしょうか。
2枚の龍が交互に動くのもユーモラスです。

くるくる展示室No.456 解答:30名 正解28名

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  Inokosatoshi1955さん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  沖永遼馬さん  川石隆志さん  楠本晋さん
  小山邦明さん  坂井道郎さん  白石智也さん  占魚亭さん
  竹園政秀さん  竹中健一さん  坪倉光誠さん  中村丈志さん
  那須清さん  浜野乙三さん  原田雄二さん  hiroさん
  ひろぽんさん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん
  松下拓矢さん  宮田敦史さん  森田正さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。