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くるくる展示室 No.441 松下拓矢さん 「盤上置換法」

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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
後手持駒は飛1枚 10手台

くるくる展示室No.441 松下拓矢「盤上置換法」

初手は12角しかなさそう。 玉は動けないので23飛と打って合駒します。

  12角、23飛合、同角成、同飛、

飛は3方向から打てますが、64飛は44銀の移動合がありますし、31飛は32角合、同飛成、同銀で銀が33に利いてくるのでうまくいきません。 そこで14飛と右から打って、今度は角合。

  14飛、24角合、同飛、同飛、

ここで12角は23飛合で千日手コースなので、16角と打って25飛合。

  16角、25飛合、同角、同飛、

12手進んで、盤面は何と初形と全く同じに戻りました。 しかし、初形では持駒角だったのが、いつのまにか飛に変っています。 ということは・・・

  33飛 まで13手

作者「飛角交換を3回繰り返し、持駒だけを角→飛に変えるという局面対比の生成が狙いです。 R4.4に記録展示室でご採用いただいた全手順飛角13手をもっとシンプルにできないかと思案した末、本図に至りました。」

記録展示室No.149はすごい形でしたが、本図は受方持駒指定ですっきり。 そして12手で盤面復元、持駒だけが変わる新たな狙いの作品に生まれ変わりました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

あいうえおさん:
何か見覚えがあると思ったら、先月出題の記録展示室No.149と同趣旨で、同作者だと気づきました。 とはいえ、易しい問題には感謝あるのみです。
松崎一郎さん:
愉快、入れ替わり動くのは飛車と角。
蛇塚の坂本さん:
角と飛で守備の飛の翻弄面白い。
山下誠さん:
シンプルで楽しい大駒の持駒変換と打ち替え。
S.Kimuraさん:
気体を集め始めそうなタイトルですね.
藤田卓志さん:
角には飛、飛には角、とにかく面白い。
中村丈志さん:
無限ループかと思いました。
おかもとさん:
題名の通りで面白い。
ひろぽんさん:
飛車が欲しいから持ち駒の交換ですね
占魚亭さん:
12手かけて持駒交換。面白い!
池田俊哉さん:
12手掛けて持ち角を飛に変換する。 シンプルな持駒変換だが、形の対比は面白い。 41香→桂とすると対比は崩れるが謎解きっぽい姉妹作になるかな

同じように進めると、あれ、33飛が打てない! となるわけですね。

浜野乙三さん:
12手かけて、原型を保った駒駒交換。

くるくる展示室No.441 解答:14名 全員正解

  あいうえおさん  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  占魚亭さん  中村丈志さん  浜野乙三さん
  ひろぽんさん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん  松ア一郎さん
  山下誠さん  山城正樹さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。