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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.437 やよいさん

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
銀とと金の協力 60手台

くるくる展示室No.437 やよい

この形は、ひと目2筋づつ右に送る趣向ですね。 まずは95とから84銀とするしかなさそう。 96玉と戻れば97歩から88とで7筋に送ることができます。 そこで、玉方はなるべく手数を稼ぐために84銀に94玉と逃げます。 71桂が利いていて指しにくいですが、83銀不成と突っ込めば、同桂なら84と、85とから97歩、88とで右に送れるので、 ここでもいったん95玉と逃げて2手稼ぎます。

  95と、同玉、84銀不成、94玉、83銀不成、95玉、
  94銀成、同玉、

銀の活用で玉を94に呼ぶことができたので、今度はと金の活用。

  84と、95玉、85と、96玉、97歩、87玉、88と、76玉、

以上の16手で、96玉を76玉と2筋右に送ることに成功しました。
舞台はもう3組用意されていますので、続けて楽しみましょう。

  75と、同玉、64銀不成、74玉、63銀不成、75玉、74銀成、同玉、
  64と、75玉、65と、76玉、77歩、67玉、68歩、56玉、

  55と、同玉、44銀不成、54玉、43銀不成、55玉、54銀成、同玉、
  44と、55玉、45と、56玉、57歩、47玉、48と、36玉、

  35と、同玉、24銀不成、34玉、23銀不成、35玉、34銀成、同玉、
  24と、35玉、25と、36玉、37歩、27玉、28と、16玉、

ついに96玉を16まで移動させることに成功。 あとは1手詰です。

  17と まで65手

作者「16手サイクルの片道送りです。 歩を入手した後、玉を4段目に引き戻すのに金なら2手で済むところを銀ノコで6手かけて長手数化しています。」

と金捨てからと金寄、と金引で送る作品はよくあるところですが、間に銀ノコを含めることで、16手という長いサイクルの送り趣向になりました。 次のサイクルも含めて考えると、銀とと金の両方が三段活用しているのがおもしろいですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

宮田敦史さん:
19手目64銀生の所63香成以下余詰のような、、、。
あ、そうか!65〜56〜67〜76という逃げ方があり打歩詰なんですね。 上手い逃げ方ですね。
原田雄二さん:
盤上の銀4枚、と4枚が捨駒となり詰め上がる。
竹中健一さん:
できれば香を全部消したかったけどよくばりすぎかな。
山下誠さん:
と金と銀を捌きながらのサイクルが規則正しくスムーズに流れて快い。
渥美雅之さん:
初形より王が展開して16王で詰め上がりは見事です。
神品和男さん:
順番に進んでいく感じ
占魚亭さん:
手順は楽しく、終局図は美しい。
S.Kimuraさん:
1段目の桂馬が動かないのがちょっと意外でした.
伊佐真喜人さん:
駒を桂に取られても大丈夫な事に気づいて安心。
那須清さん:
歩を補充しながら手をつないで行く。 これもきれい。
竹園政秀さん:
玉が9筋から1筋に移動
山路大輔さん:
60手台で驚きだが、非常にすらすら解けました。
エレーンさん:
銀不成とワンクッションあってから捨てるのに味を感じます。
森田正さん:
4回にわたるエレベーター移動、おもしろかったです。
おかもとさん:
あいかわらずうまく創るものです。
池田俊哉さん:
16手サイクルの横送り趣向。 縦に引いたと金が歩を取って次のサイクルに行くのが面白い

くるくる展示室No.437 解答:22名 全員正解

  渥美雅之さん  池田俊哉さん  伊佐真喜人さん  石山清太郎さん
  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん  エレーンさん  おかもとさん
  神品和男さん  杉山哲也さん  占魚亭さん   竹園政秀さん
  竹中健一さん  那須清さん  はむきちさん  原田雄二さん
  福村努さん  松ア一郎さん  宮田敦史さん  森田正さん
  山路大輔さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。