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詰将棋おもちゃ箱 − くるくるおもちゃ箱くるくる展示室 No.428 りらっくすさん |
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![]() これは何となくと金はがしの構図。 36のと金は55銀から46歩とすれば取ることができそう。 37のと金は36歩、同とと36に呼べば同様に取れそうです。 と金を順にはがして最後に成桂という感じでしょうか。 まずは手順を進めてみましょう。 1) 36と奪取 55銀、45玉、46歩、同と、同銀引、36(44)玉、 まずは36とを奪取できました。 46歩に35玉なら66銀、44玉、45飛、54玉、65銀まで。 46同銀引に54玉は45銀、64玉、74飛、65玉、56銀引まで。 36玉か44玉ならどっちでも45銀、35玉とすれば、36歩で37のと金を36に呼べます。 2) 37と奪取 45銀、35玉、36歩、同と、 36とを取るには、すぐに同銀では同玉で続きませんから、先ほどと同じ形(55銀45玉型)にして46歩を狙います。 それがこの巧妙な銀の繰り替え。
56銀引、44玉、55銀、35玉、46銀、44玉、45歩、54玉、 46同銀引に、さっきは36玉でも44玉でも同じでしたが、今度44玉では45銀、35玉、36歩で成桂を取られてしまうので早い。 36玉が正解です。 そして、36玉なら37歩で次のと金を37に呼べますね。 3) 27と・38と奪取 37歩、同と寄(引)、 37はと金と成桂3枚のいずれでも取れますが、桂は渡したくないので成桂は最後に。 と金はどっちが先でも同じです。
45銀、35玉、36歩、同と、 37と型になれば2)の手順で取ることができます。 続いてもう1枚のと金も取りましょう。
37歩、同と、 4) 26成桂奪取 と金がなくなると最後は37歩を成桂でとるしかありません。
37歩、同成桂、 5) 39馬奪取から収束 これで桂を打って終わりかと思いきや、もう1枚39馬が控えていました。
28桂、同馬、37歩、同馬、 これまで要の駒だった飛車を捨てて鮮やかに収束します。 作者「飛銀のバッテリーを使ったはがしです。 この次々と銀を繰り替える動きをやりたかったもので、飛捨ての収束も入ってなかなかの出来になったと思います。」 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
初形で歩が18枚使われていたのに、詰上りでは歩なしに。
72桂がないと、37で馬を取って73角で簡単。
巧妙な銀の繰り替えによると金はがしに加えて、収束の飛捨てで好感度アップ。 大好評でした。 |
くるくる展示室No.428 解答:7名 全員正解
池田俊哉さん S.Kimuraさん おかもとさん 小山邦明さん 当選者は、展示室で発表しています。 |