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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.413 金少桂さん

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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
龍筋を止める 10手台

くるくる展示室No.413 金少桂

76龍と16の龍を活用したいところですが、96の龍が利いています。 75香、64玉と横の筋にずらしても相変わらず66龍は同龍で失敗。
そこで、この96龍の利きを止める76香が好手。 同龍なら同龍で簡単。 64玉なら今度こそ66龍でつかまります。
これでまいったかと思いきや、受方も75香と捨て合で対抗。 ちなみに合駒は飛角金桂は品切れで銀か香しかなく、銀合では同香、64玉、65銀までです。

  76香75香合、同香、64玉、

ひと筋ずれて、まだ66龍は96龍が利いているのでダメ。 ということで繰り返して龍筋を止める香打で攻めましょう。

  66香、65香合、同香、54玉、
  56香、55香合、同香、44玉、
  46香、45銀合、同香、34玉、

これで趣向は終了。 最後のサイクルでは香合が品切れで銀合となり、その銀を打ってとどめを刺します。

  35銀 まで17手

作者 「香打香合で横に送るシンプルな趣向詰です。」

趣向自体はTETSUNo.3など前例のあるところですが、 この趣向だけをシンプルに表現した本作はくるくるとして存在価値があると思います。

最後の銀合をうっかりして36龍まで、または35香までの解答もありましたが、趣向は鑑賞できているので甘く見て正解と扱いました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

塚崎彰仁さん:
スッキリサッパリ解けた
鳥本敦史さん:
最初だけ熟考、あとはスラスラと。
市原誠さん:
ペシペシと音がしてきそうな手順。
中沢照夫さん:
香打ち香合。 最後は力尽きて銀合。
蛇塚の坂本さん:
合い駒が、香限定になるので、助かりました。
山下誠さん:
香打香合の繰り返し3回。 香の品切れを待つ。
あいうえおさん:
ポンコツ頭の悲しさで、持ち駒の香車が増えていくとなぜか最初考えてしまいました。
S.Kimuraさん:
玉方盤上の金は持駒でも良かったように思いますが,14手目を銀に限定させるためでしょうか.

合駒限定のための花駒。 私なら受方持駒指定にしたかも。

荒川貴道さん:
よく見ると合駒は銀と香しかないですね。 それに気がついて解答が見えました。
小山邦明さん:
詰方の香打を玉方は龍で取れないのは歯がゆい。
占魚亭さん:
香を品切れにして銀を吐き出させる。
本間瑞生さん:
龍のラインを通すための合駒か
藤田卓志さん:
今日を愛するナントカみたいな感じ!?
おかもとさん:
盤面37桂→57桂、87桂→67桂としても作意は成立しそうだけど、67香などのまぎれはあったほうがいいのかな。

桂4枚並べた方が配置はきれいですね。

嵐田保夫さん:
これしかないという手順。
池田俊哉さん:
単に香を短打していくと駒が一枚足りなくなる。 香を品切れにして駒を補充する

香を短打するだけなら香が5枚必要かな。

浜野乙三さん:
捨駒はもっぱら受方とは面白い

詰方の香打も一応捨駒かも。


くるくる展示室No.413 解答:18名 全員正解

  あいうえおさん  荒川貴道さん  嵐田保夫さん  池田俊哉さん
  市原誠さん  S.Kimuraさん  エレーンさん  おかもとさん
  小山邦明さん  占魚亭さん   塚崎彰仁さん  鳥本敦史さん
  中沢照夫さん  浜野乙三さん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん
  本間瑞生さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。