斜めの香の階段。
一見して斜め送り趣向とわかる形です。
持駒に銀が4枚あるので、まずはこれを打って行きます。
95銀、85玉、
86銀打、76玉、
77銀打、67玉、
68銀打、58玉、
(途中図)
香の階段が銀の階段に変わりました。
持駒もなくなって、手が切れたように見えますが、よく見ると51に角があって、3筋のと金を捌けば15角成と活用できそうです。
48と、同玉、
38と、49(58)玉、48と、同玉、
15角成、47玉、
さあ、ここからが本作のメイン趣向です。
馬を活用して銀を捨てながら斜めに送っていきます。
すぐに48歩では58玉と潜られるので、59に馬を据えてから48歩。
そして銀を捨てて馬を68に進めます。
37馬、58玉、59馬、47玉、48歩、56玉、
67銀、同玉、68馬、56玉、
今度は最初から馬が68にいますが、打つ歩がないので、46馬〜68馬で歩を入手します。
46馬、67玉、68馬、56玉、57歩、65玉、
76銀、同玉、77馬、65玉、
続けて楽しみましょう。
55馬、76玉、77馬、65玉、66歩、74玉、
85銀、同玉、86馬、74玉、
64馬、85玉、86馬、74玉、75歩、83玉、
94銀、同玉、95馬、83玉、
(途中図)
いつのまにか銀の階段が全部消えて、歩の階段が出現しました。
大活躍の馬もここで退場。
飛車にチェンジします。
73馬(角成)、同飛、同角成(馬)、同玉、72飛、64玉、
ここからは歩の階段を利用して龍の斜め追い。
74飛成、55玉、65龍、46玉、56龍、37玉、
47龍、28玉、38龍、17玉、
龍を活用してそのまま収束します。
18歩、16玉、36龍、15玉、26龍、14玉、
24龍(と) まで79手
作者 「斜めの階段が香→銀→歩と変わり、最後はその歩の上を竜が滑っていく、という構成の図。
「櫛」のような馬の動きもちょっと面白いと思います。」
斜め1往復半。 メインの馬による10手サイクルの斜め送り趣向の前後にも趣向を配して、3種類の趣向が味わえる楽しい作品でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 本間瑞生さん:
- きれいに駒がさばけていく
- 山下誠さん:
- 馬と銀の複雑な動きで玉を追い込む手順は圧巻。
後半は並べた歩を再利用して龍で追い戻し、何度も楽しめる作品。
- 蛇塚の坂本さん:
- 全ての置き駒が、重要な意味を持っていて素晴らしい。
- S.Kimuraさん:
- 馬で追うときの馬の複雑な動きも素晴らしいですが,龍で戻ってくるとは思わず,意表を突かれました.
- 小山邦明さん:
- 15手目の角成で1歩を入手してからの馬、銀、歩、龍の展開がすばらしいですね。
- ぬさん:
- 銀連打、馬追い、龍追いがきれいに繋がっていて上手いです。
- 占魚亭さん:
- 歩の階段を作る手順が素晴らしい。
- おかもとさん:
- 趣向の簡明さなど、ある意味、理想的なまとめ方かも。
- 嵐田保夫さん:
- 香の階段、銀の階段、歩の階段と階段を建て替えて最後は龍がその階段を降りてくる。
うーん、いつもながらのスケールの大きな構想作。
まさに"芸術"の域に達しておられます。
- 池田俊哉さん:
- 退路封鎖に見えた受方斜め歩が実は質駒で攻方の斜め歩に替わっていく。
最後龍追いで終わったのが良かった。
ただ37と消去がくるくるっぽくない?収束がちょっと流れた感があるので、37と→14ととするとか?
いい案ですね。 くるくる的にはその方が良さそう。
- 浜野乙三さん:
- 飛がこういう働きをするとは意外でした
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